甘いｷﾐとの始まり。-Part.2-【名前変換】

Sweet...96 ページ46

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涼介「えっ…………俺も!?」

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裕翔「うん、何か……受験で忙しいから

俺と行けないと思ってたらしくて、

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友だちの結奈ちゃんと約束しちゃってたみたいで……

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だから、みんなでどうですかって。」

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涼介「なるほどね。」

裕翔「どうせ、暇でしょ?」

涼介「まぁ……暇ですね。」

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夏休み前のテスト期間を迎えて少しぴりついている教室で

そんな受験生らしくない会話をしている俺ら。

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受験も大事だけど、想い出づくりも大事。

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涼介「浴衣希望!」

裕翔「どうだろうね。多分着てくるとは思うけど……」

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涼介「俺が好きな浴衣は、大人っぽい感じのー……」

裕翔「あ、興味ないんで喋らなくていいです。」

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涼介「何でだよー。俺の話も聞いてよ。」

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裕翔「話聞いてって言うけど……

次、涼介が苦手な数学だよ。」

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涼介「んー………やめよう、現実を見るのは。

見るのは夢だけにしようよ。」

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そんなｶｯｺｲｲ言葉を涼介が言い終えると、

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問題用紙と答案用紙を抱えた試験監督の先生が

教室に入ってきた。

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涼介「裕翔、これは現実、夢?」

裕翔「確実に現実だよ。」

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