Sweet...65 ページ15
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「今、配布したポスターを教室のどこでもいいので掲示してもらって、
それで今から渡すプリントには何か生徒会にやってほしいことなどを……」
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私は会長さんが喋っていることを聞き漏らさないように
メモを取る。
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裕翔先輩の方をチラッと見ると、お友達さんに話しかけられながらも
私と同じくメモを取っていた。
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裕翔「どうかしたの?」
あ「あっ……いえ、何でもないです。」
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裕翔「コイツがうるさいから気が散るんでしょ。」
「な、そんなことないよね?そんなこと…………」
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「おーい、お前うるさいぞ。」
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裕翔「怒られてやんの。」
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「裕翔が余計なこと言うから……
俺だけ会長に怒られたじゃんか。」
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なんか新鮮だった。
私といる時とは違う裕翔先輩の表情。
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爽やかな顔だけじゃなく、イタズラした子どものような
無邪気な顔が見れた。
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「じゃぁ、説明は終わったので…………最初に配ったプリントを
書き終わった人から提出して帰ってください。」
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「別に会議の感想とかないよー。」
裕翔「文句言わない。ほら、さっさと書いた、書いた。」
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そんな会話を聞きながら、筆箱からシャーペンを取出した時
すぐ横の窓がコンコンと叩かれる音。
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あ「あっ……涼介先輩!」
涼介「ヤッホー。久しぶりだね。」
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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2012年12月2日 17時