甘いｷﾐとの始まり。-Part.2-【名前変換】 (ページ1)

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Sweet...51 ページ1

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急いで靴を履きかえて、校門の外に向かう。

すぐわかる裕翔先輩の姿。

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だって、女の子たちに話しかけられているから……

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「裕翔先輩、今帰りなんですか?」

「今日は涼介先輩と一緒じゃないんですね。」

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裕翔「涼介は他の連中とｶﾗｵｹだよ。」

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どうしよう。

どう声をかけていいのか………

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涼介「Aちゃん、今帰りか。」

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右肩に腕が回されたと思い振り返ると

笑顔の涼介先輩が。

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涼介「裕翔に声かけられないなら、俺と帰っちゃう?」

あ「えっ……」

涼介「って言うのは冗談だよ。お、ほっぺ柔らかーい。」

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涼介先輩は私の頬に指さし無邪気に笑う。

そして、裕翔先輩の方を向いて……

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涼介「裕翔!Aちゃんを放置するなよ。」

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そう言って、私の背中をポンッと押し

裕翔先輩のもとに行かせてくれた。

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涼介「Aちゃん、またね。」

あ「あっ……ﾊｲ。」

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涼介先輩はお友達さんと楽しそうに帰っていく。

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裕翔「Aちゃん、ごめんね。話しかけられてて……」

あ「い、いえ……私も声かければよかったのに……」

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裕翔先輩の顔を直視できず、

ちらちら見ては、逸らすばかり。

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こんなんで二人っきりで帰れるのかな―――――……

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