甘いｷﾐとの始まり。-Part.2-【名前変換】

Sweet...79 ページ29

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結奈「ほら、行くよー。」

あ「うん!」

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付き合う前に、裕翔先輩と涼介先輩と

一緒にサッカーをしたことを思い出す。

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蹴ると微かに揺れたｺﾞｰﾙﾈｯﾄ。

私は結奈とハイタッチした。

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結奈「さすが、サッカー部元部長の彼女さん。」

あ「ちょっ……何言って……//」

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結奈「だって事実じゃん。」

あ「じ、事実って言っても…………//」

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結奈「ほら、裕翔先輩と

涼介先輩も拍手してるよ。」

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学校の3階に視線をあげると、笑顔の二人。

嬉しかった、私を見ていてくれていたこと。

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「あ、裕翔先輩だ!」

「私は涼介先輩の方がﾀｲﾌﾟだなぁー。」

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結奈「A、どうしたの?」

あ「ううん、何でもないよ。」

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私は先輩たちに手を振り返し、

プレーへと戻った。

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気にしなくていいのは分かっている。

わざわざ耳を傾ける必要もないことも。

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だけど………………

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自然に耳に入ってきちゃうから

気にせざる終えない。

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次に蹴ったボールはｺﾞｰﾙﾈｯﾄを揺らしはしなかった――――……

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