甘いｷﾐと。【名前変換】 (ページ49)

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Sweet...49 ページ49

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涼介「昼休みの急用って何だよ。」

裕翔「何って……友達に呼ばれてて……」

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涼介「友達って誰?」

裕翔「友達は友達。つーか、涼介は俺の彼女か!」

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掃除していると、しつこく昼休みのことを聞いてくる。

絶対話すつもりはない。

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「なぁ、裕翔ー!」

裕翔「ん?」

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「今日、帰りにｶﾗｵｹ行かない?部活なくて暇だろ。」

裕翔「いや、俺はちょっと………用事あるんだよね。」

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箒を片付けて、机を下げながら俺は友達にそう言った。

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涼介「何だよ用事って。」

裕翔「用事は用事。ほら、さっさと椅子下げる。」

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「もしかして、裕翔もｱﾚか?」

裕翔「ｱﾚって何だよ。」

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「ｱﾚはｺﾚだよ。」

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そう言って、俺の前に小指を差し出すﾔﾂ。

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「引退してから多いんだよな。彼女できたﾔﾂ。裕翔もそうなんだろ?」

「何だよ、それ。誰だよ、誰!」

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裕翔「できてないよ、そんなすぐに。つーか、邪魔。」

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俺は最後の椅子を下げ終わり、

鞄に宿題などを詰め込む。

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裕翔「涼介はｶﾗｵｹ行くんだろ?」

涼介「まぁ……行くよ。君みたいに彼女いないんでね。」

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裕翔「だーかーらー……俺は別に

彼女できたわけじゃ……」

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涼介「でも、俺ら以外のﾔﾂと帰るから急いでるんでしょ。

例えば……彼女候補とかね。

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あ!そうそう、Aちゃんとか。」

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涼介はﾆﾔﾆﾔしながら俺の顔を覗き込む。

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裕翔「目と口にｶﾞﾑﾃｰﾌﾟつけるぞ。」

涼介「許してにゃん。」

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