甘いｷﾐと。【名前変換】 (ページ27)

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Sweet...27 ページ27

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あ「筆箱よし、ﾒﾓよし……髪型は……よし!」

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私は裕翔先輩との委員会に備えて

準備を整え、お迎えを待っていた。

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結奈「A、先輩来てるよー。」

あ「い、今いきます!」

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慌てて立ってしまったから、

手から落ちる筆箱。

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裕翔「大丈夫?時間はたくさんあるから、ね?」

あ「すいません……」

裕翔「謝らなくても大丈夫。」

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裕翔先輩は私の筆箱を拾いながら、

そう言ってくれた。

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確かに時間が沢山ある。

だけど……

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裕翔先輩と過ごせる時間は少しだけ。

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ｸﾗｽも学年も違う私にとっては

一緒に居られる時間は1秒でも長い方がいい。

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1秒が物凄く貴重で大切で、

1秒でも長く一緒にいたい。

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裕翔「Aちゃん、いつもあの子と一緒にいるよね。」

あ「え?」

裕翔「俺が迎えに来たこと知らせてくれた子。」

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あ「あっ……結奈ですね。」

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裕翔「結奈ちゃんって言うのか。

Aちゃんの大切なお友達の名前、覚えておくね。」

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「裕翔、ﾊﾞｲﾊﾞｲ!」

裕翔「おう、また明日!」

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「裕翔、可愛い子連れてるじゃん。」

裕翔「ｲｲだろ?つーか、早くお前は部活に行け。」

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委員会の教室まで、裕翔先輩は

男女問わず沢山の人に話しかけられる。

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みんなに優しいから、それもそうだよね。

でも、裕翔先輩の周囲の人を知れば知るほど落ち込む。

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可愛い人がたくさんいるのもそうだし

何より、これだけの人と仲いいと……

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私の存在は本当にちっぽけに感じる。

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