つづき ページ15
(渡辺side)
なんでこうなった…
A「んー！おいしい！」
田「でしょ？ここイイの揃えてんすよ」
J「どれ飲んでもはずれはありませんってね！」
俺がいないところで酒を飲むなって言ったら
じゃあ翔太くんも行こう、と言われ…
連れてこられた、居酒屋。
日本酒派の楠は、全国から取り寄せられている酒の瓶が並んでいる姿に興奮して、ぴょんぴょんしていた。かわいい。
田「けどAねぇ、マジで飲めるクチなんすね！」
A「それほどでもないよー？」
J「もう瓶３本空いてるし！」
渡「はぁ！？」
その言葉に驚いて見ると、五合瓶が３本！４本目が開いている！はぁ！？どんだけ飲んでんだよ！
A「めちゃめちゃ美味しい。どんだけでもいける」
田「え、そしたら次これいきません？」
A「どれです？」
渡「ストップ！そこまで！」
A「え、けどこれは頼んじゃったから飲みきらなきゃ」
渡「そこまで！それ以上頼むな！」
あーあーあー、もう！だから俺がいないところで飲むなって言うんだよ！ストップかけらんねぇんだから、自分では！
あれ、けど今日は、こないだみたいに甘えてこねぇな。
冷静で、いつも通り。どうした？
.
田「じゃ、Aねぇ、楽しかったっす！」
J「また飲もうねー！」
A「こちらこそ、ありがとうございました！」
渡「もう誘うな！」
夜も更けて、解散となり。
２人と分かれた、
瞬間。
A「にゃーーーーー」
渡「ぉわ！は！？」
A「しょーたくん、だっこぉ…」
渡「は！？え！？は！？」
A「にゃーーーー…」
渡「とりあえずここ座れ！」
突然ふにゃふにゃになった楠を、近くの椅子に座らせる。は！？
渡「ちょ、お前、帰れる！？」
A「にゃにぃー？」
渡「むりか、ちょ、迎え…」
俺も酒飲んじゃったし！１人じゃ無理だし！
ピピッ
佐『おっちー！翔太、なにー？』
助けてさっくん！
渡「いま、楠と樹とジェシーと飲んでて、飲んでる間はよかったのに、２人と分かれたら途端に楠がふにゃふにゃになっちゃって、迎えお願いできないかなって思って」
やば、しどろもどろの極みだろ
佐『にゃはは笑 気が抜けたんだろうね。いいよ、お店、LINEして。じゃ』
電話を切って。店の地図を送る。
気が抜けた。
俺だと、安心できるってこと？
やば。
…
やばぁ…！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 410人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめ
| 作成日時：2023年2月27日 11時
