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ジョングク君には悪いけど
お昼にホソクにさっと伝えてから向かうことにしよう
そこからは仕事に集中した
集中すると早いもので、あっという間にお昼の時間になってしまった
HS「A、キリいい?」
『うん、いいよ、自販機行こう』
大丈夫、ホソクは優しいから
きっとこの気持ち受け入れてくれる
HS「A、コーヒーは甘いのより無糖の方が好きなんだよね」
『ありがと、よく覚えてるね』
HS「そりゃ、ずっと好きで見てたからね笑あ、変態とか思わないでよ?」
こんなに想われているのに
罪悪感に似たものが湧いてきた
でも、自分の気持ちはソクジンさんに向いているから
『…ごめん、ホソク。私もホソクの事が好きだけど、その好きは多分ホソクの好きと違う。』
きっとホソクにとっては酷な話なのに
目を逸らさずに真剣に聞いてくれるホソクが、私は好きだ
同僚、友達として
HS「…そっか、、いやー残念だな笑 結構好きだったのに笑」
私が気にしないように明るく振舞ってくれてる
『本当に、ごめん』
HS「…じゃあ、今夜付き合ってくれない?」
『…え?』
HS「呑みにだよ笑 一応フラれたんだから、慰めてね?優しい同僚として笑」
笑いながらも切ない目で見てくる
フってしまった身だし、ホソクと呑むのは楽しいから
あんまりお酒飲めないけど、OKした
HS「んじゃ、また夜ね」
ホソクから奢ってもらったコーヒーを持って
走って食堂に向かう
『ジョングク君、遅くなって、ごめん』
JK「…別に平気ですよ。」
ジョングク君のお皿を見ると、食べないで待っててくれたみたい
私は持ってきたお弁当を取り出す
『いただきます』
そう言って食べ始める
しばらく食べていると、視線を感じて顔を上げる
ジョングク君が大きな目をこちらに向けている
Q.あげますか?
・はい ←
・いいえ
あげるしかないだろ、反則だその目は
『大して美味しくないけど…食べる?』
JK「…いいんですか?…食べます」
そう言って箸を取りに行こうとするジョングク君
『わざわざ大変だから、この箸使っていいよ。…あ、嫌だったら反対側でも使って』
途端に目を大きくしたかと思ったら落ち込んだように見えるジョングク君
そんなに私の箸嫌かなあ
JK「いただきます……美味しいです」
でもまあお口に合ったようで良かった
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作者名:りんごリラックス | 作成日時:2018年9月7日 0時