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電気に打たれたようだった。
すぐに離れようとした後頭部を掴まれ、また引き戻される。
閉じた唇を割り、ぬるりと滑りこむ舌。
わたしは震えていた。
自分の中心が熱く潤うことを、ひそかに感じとる。
消え入るような水音が響く。
こんなにも気持ちのいいくちづけを、わたしはほかに知らなかった。
「とろとろやね」
章大さんはわたしの目をのぞきこみ、言った。
なにも応えられなかった。
頭の芯がぼやけてしまっていて。
「なあ、亮、見て？」
「ほんまやな・・・かわいい顔」
「まだまだ少女の味がする」
今度は柔く下唇を噛まれる。
ほんのりと煙草のにおいが混じったキスは、わたしをすっかり大人の気分にさせた。
「Aはどんなふうに壊れていくんかな？」
ささやきながら、章大さんの指がわたしの衣服を剥がしていく。
シャツも、スカートも、靴下も、下着も。
彼の手にかかれば、まるでただの布切れのようにはらりはらりと。
気がついたときにはもう、わたしは丸裸で。
「期待してるん？」
亮さんの甘くて低い声が脳味噌を麻痺させる。
まともな思考が働かない。
痛いほど色づいたその部分が、わたしの中心で燻る情欲の大きさを表していた。
内腿を伝う湿った感触。
「すばるくん、見とる？」
「・・・見とるよ」
すばるさんの、あの大きなひとみと目が合う。
その瞬間、全身が痙攣する。
なにもかも支配されてしまうようだった。
そのまっすぐな目に見つめられると。
ふいに膝から力が抜け、頽れそうになる身体を力強い腕が受け止めてくれた。
章大さんはそのままわたしを横抱きにすると、すばるさんの待つあの黒いソファまで丁寧に移動した。
背後から近づいてきた亮さんの視線が、わたしの足首に注がれていた。
「白くて、汚したくなる肌」
ソファの上で、すばるさんが言った。
つやつやとしたチョコレート菓子のような黒が、わたしの肌と合わさってくっきりしたコントラストを描いている。
「きれいやな、A」
「・・・あ」
その舌が首筋を這う。
気がおかしくなってしまいそうだった。
髪を撫でる章大さんの手。
まるでシンデレラに靴を履かせる王子のように、足を持ち上げる亮さんの手。
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べに(プロフ) - ココナッツさん» うわあああああココナッツさん！ありがとうございますわたしも好きです(T T) (2018年3月14日 18時) (
レス) id: c68c31e30a (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - うわああああべにさんっ！うわああああ…(ワケわからなくてごめんなさい、汗)…好きですっ！ (2018年3月14日 15時) (レス) id: d0c3580366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2018年3月13日 0時
