ZOOLのマネージャーは頭が低い【アイナナ】

なな ページ8

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「アンタが愛されない理由を教えてやるよ。
アンタはサイコパスだ。
良心も愛情もひとかけらもない」

「それだけじゃ……っ！」


それだけじゃない。
人の髪はめちゃくちゃにするし仮にも女子を雑巾呼ばわり。
挙句の果てには人が枕営業している所を見たいって……！

そんな心の声を小さくこぼしつつも了さんのまたサイコパスな発言に帰ると言う百さん。


「座って、モモ。
ベランダから放り投げるよ」

「オレがアンタに殴りかかる前に
帰ってやるっつってんだよ！」

「君は友人だ。
Re:valeだけなら守ってあげてもいい。
僕と取引をするのなら」


こちらに背を向けたまま動きを止める百さん。
了さんの話を一通り聞けば取引についてを訪ねた。

百さん……まさかIDOLiSH7を……？


あぁ、だめだ。
考えただけでも頭痛がする。

せめて私がビッグネーム……千葉サロンの暴露をする人を知っていれば……。
もっと、役に立ててたかもしれない。



百さんが帰った後、私は結局手を付けられなかった料理を片付けていた。
てか今日私歩きじゃん……？
え、この暗さで1人で歩いて帰るの？
しんどいなぁ。
どうせなら車で来ればよかった。


「A、モモはどうすると思う？」

「……どうでしょうね」

「キミはどうして欲しい？
Re:valeだけでも助かるか……全部どかーん。
無くなっちゃうのか……」

「全部……ŹOOĻを含めた全部のアイドルが、
笑ってステージに立ち続ける。
そうなることを望みます」


お疲れ様でした、と声を掛けて外に出る。
欲張りだなぁなんて言葉をシャットアウトするようにドアを閉めればその場に座り込む。


私が、何とかしないと……。


了さんを止める為にもとりあえず百さんとラビチャ交換したいな……。
私如きが恐れ多いけど……。



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