大丈夫、大丈夫。【刀剣乱舞】

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本当はこういうとき自分の部屋に戻ってちゃんとした私服に着替えるものなんだろうけど、私にそんな女子力はない。



それに、ここの部屋から自分の部屋までは少し遠い。



ちょうど学校からジャージを持ち帰っており、帰ってきてすぐにここへ向かったためカバンも今持っている。



そんな状況で、そのままここで着替える以外の選択肢があるだろうか？いや、ない。
めんどくさいだけでしょとか言わないでね。



私はカバンからジャージを取り出し、それに着替えようとした。



薬研「おいまて、ここで着替えるのか？」



『え？はい、そうですけど…』



薬研「……………俺は外に出る」



『え？？』



薬研「着替えたら呼べ」



そう言うと、彼は部屋の外にでてしまった。
え？？なんかした？？
よく理解はできないが急いで着替えることにした。



『着替えました』



薬研「…はぁ」



『なんでため息なんですか？』



薬研「一応これでも男だぞ、俺は」



『知ってます』



そう言うと、より深いため息をつかれた。
なんで…？



薬研「俺のこと子供だと思ってるだろ」



『思ってませんよ』



薬研藤四郎は、私なんかと比べ物にならないくらい長い時代を生きているということをもちろん知っている。



薬研「ならなんだ、普通に学校の男の前で着替えられるのか？」



『はい、体育のときとかは着替えてますよ』



普通にどこの学校もそうだろう。見られて減るものでもないし。



薬研「…次から絶対やめろ」



『あ、はい…』



とりあえず返事はしてみたものの、意味がわからない。誰も中学生の着替えなんて興味ないだろう。しかも私だし。



『あ、そうだ、一緒に買い物行きませんか？』



あ、ジャージに着替えた意味なかったなとか思ったけどなかったことにしよう。




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評価してくれた方ありがとうございます！
更新ペースゆっくりですが頑張ります…

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