第６話 ページ7
あれから僕は家に帰ってからどうするか悩んでいた
順位の大きな変更・・・・・・？
しかもそれを知ることで、僕の人生が・・・・・・？
もし、それが真夜中の廃ビルなんて場所でしか話せない内容なのだとしたら・・・・・・
それはつまり、ひょっとして、もしかすると・・・・・・
本当はジリアンではなく、僕が・・・・・・？
そう考えてしまうのは、都合がよすぎる・・・・・・？
・・・・・・後ろ暗い何かを感じながら
しかし同時に何かに期待しながら・・・・・・。
消灯時刻のあともベッドの中で息を殺し、時間を待った・・・・・・。
僕は気になって時計を見ると午前１時半を指していた
A「そろそろ・・・時間だな。」
A「市長に会いに行くなら、こっそりと屋敷を抜け出さないとな・・・・・・。」
特に姉さんに見つからないようにしないと・・・
バロウズ市長が話した内容を僕は内緒にしている
だけどあの時姉さん僕のこと疑っていたからなぁ・・・
こういう時の姉さんって勘が鋭いしな
まぁ、僕の隣の部屋が姉さんの部屋で僕達の部屋にはピアノがあるため防音加工されているから物音の心配はないが一応注意して行こう
ガチャ
僕は部屋の扉を開けて屋敷の2F廊下に出た
A「・・・・・・く、暗い・・・・・・。でも電気をつけたらお母様達にばれてしまうかもしれない・・・・・・。」
それにまだ起きている使用人だって何人かいる廊下の明かりをつけたらお母様達じゃなくても使用人達には確実にバレる
だがそのまま進むには真っ暗で周りが見えないため危険だ
A「部屋に何か、明かりになりそうな物はなかったかな・・・・・・？」
ガチャ
一回部屋に戻り明かりになりそうな物を探すことにした
僕は小物入れを調べた
小物入れの中には文房具から防災グッズまで色々詰め込まれている
A「何か使えそうな物があるかもしれない」
中を漁ると懐中電灯が出てきた
A「これでこっそりと屋敷を出られるな。・・・・・・行くか。」
ガチャ
廊下に出て懐中電灯をつけると僕は一階へと降り真っ直ぐ玄関へと向かい外へ出た
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年10月29日 12時
