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第44話 ページ45

カ「バロウズが悪魔の契約に関わっているという秘密・・・・・・お前はそれを知りながら未だ生きている、爆弾そのものだ。」



カ「わかるな?お前はバロウズにとって・・・・・・あの廃ビルで死んでいてもらわなければ困る人間なのだ。」



カ「ヤツは必ず、お前を始末する。既にお前の捜索は始まっていることだろう。」



A「・・・・・・・・・・・・。」



A「・・・・・・少し、外の空気を吸ってくる。」



ノ「ならわたくしも一緒に行きますわ。」



カ「・・・・・・そうか。」



カ「ならば私はお前らを尾行させてもらうぞ。何があるかわからんが、悪魔が堂々と街中を歩くことはできない。」



A「・・・・・・好きにしろ。」



そうして僕と姉さんは外に出た。



〜物見の丘〜



今僕と姉さんは北スラムをさらに進んだ所にある物見の丘に来ていた



ノ「・・・・・・綺麗ですわね。街全体がよく見えますわよ。」



A「・・・・・・そうだな。」



A「・・・・・・・・・・・・。」



確かに姉さんの言うとおりそこからは街全体を見渡すことができ景色はとても綺麗だった



だけどそれ以上に僕はこの僅かな時間で起こったことを考えてしまう



あの日、バロウズ市長の言葉に耳を貸さなければ・・・・・・。



廃ビルで、シビラさんの誘いを断っていれば・・・・・・。



きっと、今こうして両手足を無くし、ピアノを失い家族の元に帰ることができず、姉さんまで巻き込んで、命を狙われているのは・・・・・・



ジリアンに嫉妬し、酷いことを言ったこと・・・・・・



そして式典奏者になるために人の死を願ったこと・・・・・・その罰なんだ。



ノ「Aに暗い顔は似合いませんわ(ギュッ」



考え事をしていると姉さんが後ろから抱き着いてきた

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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年10月29日 12時

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