第３８話 ページ39
〜市長官邸3F〜
あの後途中で物音に驚きながらも三階にあるバロウズ市長の私室の前に来た
カ「ここがバロウズの私室だ。」
ノ「・・・・・・緊張しますわね。」
A「・・・・・・準備はできている。」
カ「そうか、なら行くぞ。」
と言うとカロンは目の前にあるドアを開けた
ガチャ
バ「・・・・・・誰だ？」
バ「・・・・・・！」
と言って後ろを振り返ると驚くバロウズ
ノ「・・・・・・ご機嫌麗しゅう、バロウズ市長。」
A「こんな夜分遅くに突然すみません。」
カ「地獄の底から少年が一人、夜這いに来たぞ。」
A「カロン、誤解を生むからその言い方はやめろ。」
バ「・・・・・・・・・・・・。」
突然やって来たA達に一瞬驚くもすぐに余裕そうな表情になるバロウズ
バ「・・・・・・なるほど、大体理解したよ。」
バ「カロン、お前が彼を助けたというわけか。」
カ「そういう契約をAと結んだからな。」
バ「契約、ね・・・・・・。・・・・・・くっくっく、なるほど、なるほど・・・・・・。」
バ「・・・・・・それで、A君。こんな夜更けにアポもなしに、どのようなご用件かな？」
A「・・・・・・僕は、廃ビルで起きたこと・・・・・・。その真実を、貴方の口から聞きたいんです。」
A「カロンは、バロウズ市長が僕を騙して利用したと言いました。僕も、シビラさんにひどいことをされた記憶がありますし姉さんもそれは見ています。」
A「でも、それは・・・・・・えっと・・・・・・何かの間違いとかそういうことではありませんか・・・・・・？」
バ「ふむ、例えば？」
A「・・・・・・悪魔に操られていたとか、騙されたとか・・・・・・。シビラさんが一人でやったことで、市長は関係ないとか・・・・・・。」
A「だって、市長ラッセル・バロウズといえば誰もが認める敏腕市長・・・・・・ラプラス一番の人気者です！」
A「コンクールの日だって、落ち込んでいた僕に優しく声をかけてくれました・・・・・・！」
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年10月29日 12時
