第37話 ページ38
カ「クク、また大物が釣れたようだな。」
A「・・・・・・・・・・・・。」
カ「おい、ケガはないか?」
A「・・・・・・え、あ、カロンがキャッチしてくれたから大丈夫だ。」
カ「ならいい。(Aの綺麗な肌に傷がついていなくてよかった)」←
と言うとカロンを僕をそっと降ろした
ノ「・・・・・・それよりもいよいよですわね。」
カ「・・・・・・周辺の警備は尋常じゃないが官邸の中に入ってしまえばこちらのものだ。」
カ「プライベートな空間も兼ねる建物の中にまで警備員が大勢いるとは考えにくいからな。」
A「・・・・・・ようやくバロウズ市長と対面だな。」
カ「バロウズの口から真実が聞きたいなら好きにしろ。だが、あまり気を抜くなよ。」
カ「前にも言ったが、ヤツはAが死んだものだと思っている。もしまだ生きていると知ったら・・・・・・。」
A「それは全て、会えばわかることだ。行くぞ。」
そして僕達は官邸の中に入った。
〜市長官邸内〜
カ「・・・・・・やはり、静かだな。人の気配がない。」
官邸内は不気味なくらいに静かだった。
ノ「今のうちに、市長がどの部屋にいるか探しましょう。」
A「この時間帯にいるとしたら恐らく私室だな。」
カ「・・・・・・三階だ。」
ノ「え?」
カ「三階の左側の奥、ちょうどこの真上辺りだな。」
A「そこがバロウズ市長の私室ということか。」
カ「そういうことだ。」
ノ「・・・・・・へ、へえ・・・・・・。詳しいんですのね?」
カ「官邸の構造くらい誰でも勉強できる。お前は知らなかったようだがな。」
ノ「・・・・・・一言も二言も多い悪魔ですわね!」
A「そんな事より早くバロウズ市長の私室に向かうぞ。」
カ「そうだな、警備がいないとはいっても、誰とも会わないとは限らない。」
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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年10月29日 12時