第23話 ページ24
という事でカロン先生によるQ&Aのはじまりはじまり!←
Q1
A「まず、ここは一体どこなんだ!?」
A
カ「市内のスラム区、その空き家だ。住民もいなければ、誰かが入ってくることもない。」
ノ「ス、スラム・・・・・・?」
A「教科書で聞いたことがある名だな・・・・・・。」
A「どうしてそんな場所に僕達は・・・・・・?」
カ「お前は悪魔と契約した犯罪者だからだ。病院に運べばそのまま警察行きだぞ。」
カ「これ程のケガを『転んだ』で済ますことはできないだろうからな。」
まぁ、その通りだな
カ「かといって、まさか両手両足を失った人間とその場で気を失って倒れている人間をそのままにしておくわけにもいかないだろう。」
A「・・・・・・・・・・・・。」
Q2
A「あの時のこと・・・・・・廃ビルで何が起こったのか僕達に分かるように説明しろ!」
A
カ「・・・・・・いいだろう。だが、中にはお前らにとって辛い事実があるかもしれないぞ。」
カ「教えてやるのはいいが、覚悟はしろ。」
ノ「わ、わかりましたわ・・・・・・。」
A「僕はそれを承知の上で聞いている」
カ「その小僧は廃ビルでシビラ・・・・・・バロウズ市長の秘書に言われるがまま私という悪魔を召喚し、そして殺しを願った。」
カ「だが、そこの小僧は悪魔との契約がどういうものかを知らないまま安々と契約したのだ。」
ノ「ど、どういうものか・・・・・・とは?」
カ「・・・・・・いいか、悪魔との契約はタダじゃない。契約者は必ず代償を負わなければならないのだ。」
カ「悪魔が何を代償として奪うか・・・・・・それは全て悪魔が決めるがな。」
ノ「・・・・・・それはつまり、Aの両手足は悪魔の契約の代償に奪われた物だと・・・・・・?」
なるほどな・・・
あの時は代償は両手両足の気分だったからあの悪魔は僕の代償として両手両足を奪ったということか
ノ「それはおかしいですわ、だってAは“式典奏者になるために”貴方と契約したんですのよ!?」
ノ「代償がこれじゃあ、式典奏者どころかピアノが弾けないですわ!契約と違うじゃありませんの!」
カ「小僧の願いはステラステージの社長を殺すことだった。式典奏者うんぬんは殺しの理由であって、契約ではないだろうが。」
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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年10月29日 12時