第１５話 ページ16
カ「・・・・・・・・・・・・。」
カ「・・・・・・・・・なるほど、殺しか。」
カ「では聞くが、なぜステラステージの社長を殺したい？」
A「え・・・・・・。」
カ「言ってみろ。」
A「そ、それは・・・・・・ピアノコンクールをあるべき姿に・・・・・・。」
カ「あ？なんだそのつまらん理由は。本当にそれが全てか？」
A「そ、そうです・・・・・・。」
カ「・・・・・・嘘だな、それは綺麗事だ。人というものが人を殺す理由など一つしかない。」
カ「そうするとで、自分が得をするからだ・・・・・・！」
カ「さあ、お前の本当の・・・・・・汚い欲をさらけ出してみろ。それが言えたら契約を結んでやろう。」
な・・・・・・なんなんだ、こいつ・・・・・・！？
これが悪魔なのか・・・・・・？
カ「つまらん理由しか言えないなら・・・・・・さっさと帰るんだな。それはお前に私と契約する資格ないということだ。」
シ「・・・・・・・・・・・・。」
Aとカロンのやり取りを静かに見守るシビラ
でも、このままだと契約が結べない・・・・・・。
ここまで来たからには、もう後には退けないのに・・・・・・！
A「・・・・・・・・・・・・。」
A「・・・・・・・・・・・・が、・・・・・・・・・・・・に・・・・・・。」
カ「・・・・・・ん？」
A「・・・・・・僕が・・・・・・」
A「式典奏者になりたいから・・・・・・です！」
カ「・・・・・・・・・・・・。」
カ「・・・・・・クク。ククク・・・・・・。」
カ「式典奏者になりたいから、悪魔の契約で殺しを・・・・・・！？ああ、それは素敵だな、小僧！正気か？」
カ「なんという矛盾、だがそれこそ人の欲望だ！愉快愉快、やはりこうでなくてはな・・・・・・！」
と一人で喋っている悪魔カロン
A「な、何を訳の分からないことを・・・・・・。これでいいんだろ、早く願いを叶えてくれ！」
カ「・・・・・・いいだろう、だが最後にもう一度だけ聞いておくぞ。お前の意思で、悪魔の契約で、殺しを願うのだな？」
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年10月29日 12時
