見下ろすのは。 ページ4
桃城「バカンスかぁ。いいんじゃねぇの。俺も行きてーな、行きてーよ。合宿さえなけりゃなぁ。」
桃城君達は明日船を降りて合宿を行うみたいだ。
なんやら無人島の自然環境の中で生活し精神的、肉体的強化を強めるというものらしい。
彩夏「でも強化選手に選ばれるなんてすごいじゃない」
「え？強化選手？」
彩夏「全国から集められた選抜選手なのよ。桃城君達は!!」
「え、そうなの。それは凄い…」
越前「40何人もいちゃありがたみないけどね」
逆に選抜選手がが40何人もここに集ってるのが凄いよわ。レアリティ高いわ、SSRくらい。
「この船に氷帝の2年生もいる？」
桃城「2年は鳳と日吉だな」
「なるほどね、ありがとう。」
越前「なんでそんなこと聞くの？」
「夏休み明けから氷帝に転校するから同級生もいるのか気になった。学校の個人情報保護的にまだあまり広めたらいけないらしいから内緒ね」
越前「へぇ。」
だからバカンスは最後の思い出作りって訳ってニマニマしながら補足する。
桃城「なるほどな!!思い出腐るほど作ってこいよ!!」
(このニマニマツッコミてぇ…)
桃城君達は部長らしき人に名前を呼ばれ戻って行った。
最後の方はしっかり話せたからちょっと嬉しかったな。ちょっとした出会いに心を躍らせる。
そこから私達は明日のバカンスの為に、早めに部屋に戻って休むこととなった。
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真夜中
慣れない船旅のせいか途中で目が覚めてしまった。
気分転換をする為にバルコニーにでも行こうかな？
バルコニーなら自動販売機もベンチもあるし飲みながらゲームも出来る
「よし…いくか」
寝巻きから外着に着替えて、私は部屋を出た。
それにしても大きい船だなぁ。
部屋を出たのはいいけど、この船広すぎてぶっちゃけバルコニーの場所全然理解してないんだよなぁ。
とりあえず上に登れば地上に出れるだろうって考えだから意味もなく階段を登ってるワケで。
あ、ここバケモンGOレアバケモンめっちゃ出る。
ドンッ
「!?」
画面に集中していたせいか、階段を登っている途中誰かにぶつかった。
階段を登るために足を片方上げていたため落ちそうになる。幸い2段目くらいだったから悲惨に落ちることは無かったが、地面に着いた右足を少し挫いた。
バスケ以来だから純粋に痛い。
？「あぁん？あっぶねーぞお前」
上段から私を見下ろすのは、氷帝部長の跡部景吾だった_____
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作者名：あぽろろろろろ | 作成日時：2020年12月2日 3時
