幹部補佐様は今日も赤い花を咲かせる【文スト】【裏切り】

story.30　莉岾家登場 ページ35

〜後日〜




教頭「雪見永さん、少し廊下へ。他の人達は自習しておいて下さい。」


名前を呼ばれて私は席を立つ


その様子を見て、他の人達はﾋｿﾋｿと話し始めた


教頭「後、中原さんと芥川さんもご一緒に、」


あ、私だけじゃないんだ…

なんか意外←







廊下に出ると、

莉岾さんの家族がそこにいた


魅優･父「君かね、魅優の腕に傷を負わせたのは」


凄い威圧をかけながら私に問いかけてくる

「…違いますけど……」

まぁ、そう云ってもこの人達には通じないんでしょうね


魅優･母「全く、貴女の親はどういう教育を施したのかしら?」

魅優･父「今すぐ君の両親を呼び給え」




……メンドクサイ



「…私…」

自分には両親がいない、そう云おうとした時…


中也「待て。こういう時こそ首領の出番だ。」


ｺｿｯと、中也さんが私に耳打ちをしてそう云った


中也「多分彼奴等、首領の威厳がわかってねェ。なら、見せつけた方が効率がいいハズだ。」

「……わかりました。」


私はｺｸｯと頷いて、首領の電話番号をスマホに打っていく




鴎外「Aちゃん?どうしたんだい?」

「お忙しい中で申し訳ないんですけど…今から私の“父”と云うことで、学院に来てもらえませんかね…?」

鴎外「Aちゃんの頼みなら、学院だろうが何処にでも行くよ!すぐ、行くからね。」

「あぁ〜…有り難うございます、」




さて……鴎外さんを見たらあの人達はどんな反応をするのか……


一寸見物ですね←

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