幹部補佐様は今日も赤い花を咲かせる【文スト】【裏切り】

story.8　3年A組 ページ12

教室に着くと、志賀さんは…

教頭「では、私が“入って下さい”と云ったら入って来て下さいね。」

そう云って、教室の扉を開けて志賀さんは教室に入っていった。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

教頭「えー、今日は転校生が三人います。」

そう云うと、案の定生徒達はガヤガヤとしだした。

ﾓﾌﾞ1「センセー!!その転校生三人って全員男子?」

教頭「女子が一人、男子が二人です。後、先生に向かってその口調は慎みなさい。」

先生に質問した女子生徒は、少し注意を受けるとﾃﾍｯとおどけた風にして…「はーい、ごめんなさーい」と云った。

教頭「では、入って来て下さい。」

合図が出たので、私達は教室に入っていく。

入って来たと同時に、生徒達は「え、可愛い〜!!」やら「あの男の人、めっちゃ格好よくない?!」やら…ヒソヒソと話し始めた。

教頭「では、早速自己紹介を…」

「私は、雪見永 Aです。趣味は、絵を描く事です!!、宜しくお願いします。」

ﾌﾌｯ、と少し微笑んでから一礼する。

顔を上げると大抵の人達は、頬を赤らめたり、にま〜、と顔が緩んでたりしてた。

(あとの二人の自己紹介は省略で←)




教頭「雪見永さんの席は、彼処です。“志賀君”の隣ですよ。」

?…志賀君?

…と云うことは、あの人が音夜さんの息子さん?

目を向けると、志賀君は手を振っていた。





『宜しくね、雪見永さん。僕は、“志賀 竜夜”。(ﾎﾞｿｯ)君達の事は、父さんから話を聞いているから…安心して。』

「、!!、そうなんですか。…えぇ、宜しくお願いしますね。」


あ、因みに…龍にぃと中也さんは隣の席でした(運良く空いてる席が二つでしかも隣同士)






私と竜夜さんが喋ってると……

……何か…

誰かに思いきり睨まれたような気が…

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