ホスト系男子とオカン系女子の同居生活２【luz】

51.神様の悪戯（光side） ページ6

光side


「明日遊園地行かない？行く？おっけー！」


やたらとハイテンションでそう聞いて自分で答えを出したのはまふまふで、


「遊園地？なんで？」


「僕もちょっとだけ息抜きしたいんですー！いいでしょ？1日くらいなら、ね？」


この頃ミックス三昧だったまふのことだ、まぁ理由は妥当だった


「わかった、じゃあ早く寝る？」


「寝る子は育つ、っていうしね！」


そして翌朝、早めに起きて髪を軽くセットする


(Aちゃんがいたらオシャレに早くセットしてくれるのに...)

無意識にそんなことを考えながら髪をセットし、服を着替えた


今日の服はやっぱりいつも通りに真っ暗

黒スキニーのパンツに黒のTシャツ、黒の革ジャンに黒のハット、唯一首にかけているネックレスだけがシルバーだ


「夏なのにその服は…見てて暑い」

とまふには不評だったけど、まふも大概だ


まふはといえば、白の大きいフード付きの服に黒いスカートみたいなズボン(がうちょ？)


何が問題かといえばそのフードつきの服に大きく描かれている彼の守護神のまふてるだろうか


「行こ行こ！！早く行こ！」

2人で遊びに行く機会もなかなかない、どうせなら楽しもうと、そう思っていた


…のに



「どうして会っちゃうかなぁ…」


これが仕組まれてのことだと気づくことはなかった

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