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おまけ ページ50

「こーら!光くん!!」

「えー!いいやん!」

キッチンに立つ彼女のエプロンの紐がついた細い腰にそっと左手を添えて、顔を彼女の首元に埋める。後ろから抱きつくような格好になるが美味しそうな朝ごはんの香りと優しい落ち着く彼女の匂いはより食欲を沸かせる。

「もう!火傷したらどうするの!危ないでしょ」

「うんうん!じゃあ朝ごはん食べたら抱きしめさせて」

「...分かったから!分かったよ!それでいいから!」

耳を真っ赤にさせながら、こちらを振り返らずにフライパンだけを見ているけれど、僕が腰から手を離すと少し名残惜しそうな目をするから、これは彼女が悪いよね?

湯気が立つスープにパン、サラダやヨーグルトはこれまでとあまり変わりがない。大体付き合ってもないのに同居していたのだから、普通のカップルが結婚するまでの過程を先取りしていたのだ。

さて僕はいつもより早くご飯を食べて、ソファに座って、「ん!」と手を広げた

「、まだ、食べ終わってないから」

と言う。

「えー、いいやん!中断!!」

椅子に座っている彼女を無理やり横抱きにして、1メートルしか離れていないソファへ運ぶ

「ちょ!自分で歩くから!!そんなに距離ないでしょ!!」

「だって動かないじゃん!」

そして自分が座った足の間に座らせて、後ろからぎゅーと抱きしめる。

僕が彼女を抱きしめているのに、香りは僕を包み込むから、気持ち的には抱きしめられている感じすらする。


「いや?」

「いやじゃないよ」

「じゃあ早くきてよ」

「はずかしいじゃんばか」





時には喧嘩もするし、互いに苛立ったり、相手が大好きで辛くなったり嬉しくなったり、そんな日々が僕達を彩るはずだ。

まだまだこれからなのだから、僕達を囲む全てを知ることは無理だろうけれど、それでも強くて弱い彼女と手を繋いで、時々寄り道しながら歩いていきたい。

エプロンをつけたオカンみたいな彼女がほんとのオカン、になる日を楽しみにしておいてよ

じゃあまたね!




ーーーー

久しぶりに書きたくなったので少し付け足しました。まだ読んでくださっている方がもしいれば、このノロノロ更新しやがってと思われるでしょうが大きな心で許してやってください...。
以上、生存報告でした。


皆様に幸あれ。
これからも、どうぞよしなに。

こうちゃ

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こうちゃ(プロフ) - ((MOE.moena))さん» こんなに更新頻度の低い物語を読んでくださり、さらにコメントまで!ありがとうございます(^人^) これからもどうぞよしなに! (2018年7月9日 15時) (レス) id: 6c8e62357d (このIDを非表示/違反報告)
((MOE.moena))(プロフ) - にやにやしながら読んじゃいます!! (2018年7月4日 16時) (レス) id: 11d29a6d34 (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - よしなさん» コメントありがとうございます(*^^*)グダグダな作品になっていますがこれからも亀更新で頑張ります!ぜひよろしくお願いいたします!!! (2017年10月3日 6時) (レス) id: 16f39c56e8 (このIDを非表示/違反報告)
よしな - とっても面白いですね!これからも頑張って下さい!更新楽しみにしております! (2017年10月2日 22時) (レス) id: 8444393bfc (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - おきっちゃんさん» コメント返信遅くなりました…、オチ、そらるさんだと多分バレていますが是非読んでください!(*^^*) (2017年8月19日 15時) (レス) id: 87a133416b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こうちゃ | 作成日時:2017年1月22日 14時

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