ホスト系男子とオカン系女子の同居生活２【luz】

60.正直に言おう ページ16

「何が？」

厳しい目でこちらを見る


「あ、えっと、うん、そういう事ですよーはい。」


「どうゆうこと？」


本当のことを言うまで逃がしてくれなさそうだ。もしかして…


「あ、光くん嫉妬してる？」

ふんっ、と顔を背けた彼の耳は赤い

「かわいい笑」


ついクスクスと笑ってしまう


「…で、誰が好きなの？浮気？」

恥ずかしがるのをやめたのか単刀直入に聞いてきた


「そんなわけないよ、でも、あー、言っても怒らないでね？」


「怒らないよ」


意を決して言うことにした


「…光くんがね、前にソファに押し倒してきた時あったでしょう？あの時の、その、色気がかっこよかったので、見たいなぁ…と、かっこよかったのになぁー、と」


「それだけ？」


「あ、とは…もうちょっとイチャイチャしたいなぁ、とか、あと、恋人っぽいことしたいなぁ、とか、です。…恥ずかしいんだけど！？ちょ、見つめないで！！！」


じーーっ、と見つめてくるのはさすがに恥ずかしい。






「へぇ、そんなこと思ってたの？かわいすぎでしょ」


「な！？」


急にお姫様抱っこされました


ベッドに落とされ(((下されました


「じゃあもう一回あの時を再現してみる？」


襟ぐりが少し大きめに空いた秋用のニットから見える綺麗な鎖骨と、色気を孕んだその声にわたしは思った




(あれ？なんか変なスイッチ押しちゃったかも)


と、

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