【Os】麦茶 ページ7
「麦茶ってさ、何？」
オスマン
「んー…お茶葉じゃなくて大麦の殻そのまま焙煎したやつやねぇ…夏によく飲まれる清涼の一手」
くたっ、と2人して扇風機の風がそよぎながら外の風も入るであろうと言う期待の込められた縁側に倒れ込みながら会話をする
最早団扇を動かす気力もないので、近くに団扇が落ちてるのに、団扇が働く時が来ないように感じる
「その清涼の一手…一瞬で氷の溶けた薄味ぬるま湯(味付き)になってしまったんだけどどうしよう」
オスマン
「あぅ…あぅ…言わんとってよ…暑いめぅ…」
あ"〜っ、と溶けている
もう考える事すらだるいレベル
オスマン
「なぁんでアヤちゃ、白シャツ着てくれんかったんや…そしたらもう少し元気出たのに…」
「下心丸出しじゃん」
オスマン
「男のロマンです」
「JKどこ行ったの」
よいしょ、と起き上がったオスマンがのそのそと近寄ってくる
まぁ暑いのが丸わかりな顔をしている
オスマン
「おばさん達まだ帰って来おへんのやから…ちょっと遊んだってええやんな」
「…はぇ？」
ぽた、と汗が伝う
暑いのに、サッと温度を感じないくらいしこうていしする
オスマン
「汗だくもええな
ほら……」
よいしょ、と…ぐったり倒れ込んでいた私の上に乗るようにして来るオスマンに、混乱が訪れる
オスマン
「白じゃなくても…んな無防備にされたらさ、そら…据え膳食わぬは男の恥やろ」
「ちがっ…」
オスマン
「ふふふ…かわええねぇ、んな効かん抵抗されてもなぁ、煽られるだけやねんて」
くす、と笑うオスマンから顔を逸らして必死に言い訳を考える
まずは押し返すところから……
ずしっ、と両手にそのまま重みがかかる
異様に重い
「オスマン…？」
オスマン
「……きゅぅ…」
「おすまぁぁぁぁぁん！？」
目を回して真っ赤な顔で倒れ込んだオスマンをなんとかして寝かせて扇風機だ濡れタオルだと用意する
熱中症だろう
ぬるい麦茶だけでも飲むべきだったと後悔する
…熱に浮かされた言葉が嬉しかったのは事実だが
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みぁゆぁ - すき (8月8日 1時) (
レス) @page36 id: 4a064ca36e (このIDを非表示/違反報告)
Dear(プロフ) - 初コメ失礼致します。いつも素晴らしい作品の数々を有難う御座います、凄く生きる糧になります…！最新話のemさんを読んだのですが最高以外の言葉が見当たりません。最後の告白シーンがもう勢いが凄くて読んでて鳥肌が止まりませんでした。貴方の書くお話が大好きです！ (2022年1月26日 21時) (レス) id: 5b40d19254 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - ほんとにほんとに最高でした…！！！書いてくれてありがとうございます（涙） (2021年12月22日 17時) (レス) @page32 id: 6cc24feda8 (このIDを非表示/違反報告)
mmm(プロフ) - Hello poison！の短編最高でした…ありがとうございます……！！ (2021年12月22日 17時) (レス) @page32 id: 3aae782a6c (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 初コメ失礼します。私Hello poisonがすごく好きで何回も読み直しているのですが、よかったらHello poisonネタでリクエストしたいのですがよろしいでしょうか、？もしいいのであれば、tnに毒でドロドロに夢主が溶かされる共依存のお話が見たいです！いつも応援してます！ (2021年12月4日 3時) (レス) id: 6cc24feda8 (このIDを非表示/違反報告)
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