生まれ変わってもモブだったので、今から下克上します。【鬼滅の刃】

Story30 ページ33

You side






「…ともかく、これでAは精の呼吸の使い手である事が証明されたね。
あと、実弥は女の子にあまり酷い言葉を使わないこと。」

「……御意。」


ﾌｧｯｯ!?
ちょっと落ち込んでるさねみんかわええなぁオイ！！

ああああ撫でたい……ｯｯ
他のふわふわしてそうな髪を撫でてあげたい…ｯ！！(変態)


「…それと、A。」

『っふぁい！』

「君には、柱の任務に同行してもらう。Aにはまだまだ伸び代がある。それを、柱達の術を見て極めてきて欲しい。」

『あ、了解しまし……ｴｯ』


急に名前を呼ばれて間抜けな返事をしてしまうが、それすら気にせず冷静に対応してくれる御館様。

ああ、ふつくしいなあ……気の所為かな、御館様の後ろから後光が差して見えるよ……
うつくし過ぎかよ！惚れてまうやろ！！(手遅れ)


そのあまりの尊さにその場の雰囲気に流されてしまいそうになっていたその時。
ハッと我に返った。


……ん？？
柱の任務に同行、えっ……

……は？？？？(大混乱)

えっえっ、それはその、アレですか。
つまりは戦っている推しや話している推し、私が怪我しているところへ駆け寄ってきて「大丈夫か？」とか言ってくれる推しが見られるってことですか？？？そうですよね？？？？

えっむり、昇天しそう…アーメン(合掌)


(※この間約0.8秒)



「どうだい、行き受けてくれるかな？」

『えっあの、やり、ます！やらせて下さい！』


あまりの興奮に私はつい勢いをつけて頭を畳にぶつけてしまった。何気に本日三回目……いたい。


「！…引き受けてくれるんだね。ありがとう。」


御館様はそう言うなり、にこりと微笑んだ。


アッ……(鼻血)

Story31→←Story29

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す