生まれ変わってもモブだったので、今から下克上します。【鬼滅の刃】

Story21 ページ24

You side





あの昼間の大騒動から約一日が経過した頃。


『…あーー、暇だァ。』


縁側に一人、空を見上げて寛ぎながら、誰にでもなくそんな事を呟いてみる。

もう、こうなったらどうにでもなれだ。(デジャブ)

どうせ炭治郎達も痣が出れば25歳未満で死ぬんだし、同じようなもんだろ(違う)


『……ん？なんだあr((いったぁ！！！』

「クァ！伝言、伝言ナーリ！！」


暇すぎて鍛錬でもしようかなんて思っていた私は、恐らく感覚が麻痺している。いや、絶対そうだ。

くそう、あのヤマンバめ……。やっぱりいつか絶対殴る(決意)


そんな馬鹿な事を思っていた矢先、見上げた空の向こうから、何やら黒いものが飛んでくるのが見えた。

そう思った途端、瞬きする間に、その黒い物体は私に衝突してきた。


な、なんだなんだ！？宇宙人襲来か！？？((

てか、血！！なんかおでこから血が出てるんですけどこんちくしょう！！


『絶対許さねェ…どこだ宇宙人……！！』

「伝言！伝言ナーリ！！」


何処だ宇宙人、と真面目に探していると、後ろから鼓膜が破れるほどの音量が耳に入った。


「伝言！伝言！！」

『あー！ハイハイ、もう分かったんでええ！！』

「伝言！伝言ナーリ！！」

『ねえ！！分かったっつってんじゃん！？』


それも何度もリピートしてくるもんだから、たまったもんじゃない。

この鴉め…焼き鳥にして食ったろか……！
一瞬そんな事を真面目に考えたが、そんな事をしたら我らが動物愛護団体から正義の鉄槌を食らう。

仕方なく断念する事にした。仕方なく。((


「なんなんだい、まったく！
昼間からうるさいったらありしない……」


そんな騒ぎを嗅ぎつけて、何処からか浅津木婆ちゃんが現れた。

と思ったらサラッと毒を吐いて言った。相変わらずの毒舌で何よりである。(感覚麻痺)


「伝言！産屋敷耀哉ヨリ！！
哮乃疚A、鬼殺隊本拠地ヘムカエ！！」

『……エッ、』


こいつ、マジでうるさいな…。
そんなでかく言わんでも聞こえとるわい…。

そろそろ本気で焼き鳥にしてやろうかと考えていたその時。

とんでもない単語が聞こえて来た。


『……ん？鬼殺隊、本拠地？？』

「ソウダ！今夜、柱合会議ガ開カレル！！
ソノ前二ムカエ！！」

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