田中「母さーん!!」西谷「母ちゃん!!」貴方「お前らの母親じゃない!!」

Story:25 似ている ページ27

岩泉side

貴方「岩泉先輩も抱え込んでますね。」

....は？

岩泉「なんで、そんな事言えんだよ」

そうだ。
俺は滅多に辛さをオモテに出さない。

貴方「なんでって...」

なのに
(やっと)

貴方「分かりますよ、そりゃー」

なんで、
(君が)



貴方「及川先輩と岩泉先輩が似てるからですよ((ニコ」

分かんだよ
(気づいてくれた。)


岩泉「...!って、どこがそいつと似てんだよ」

意味分かんねぇ((

貴方「いや、....あ、なんだろう...」←

無いんかい!!!(((
期待してはねぇけど、なんか損した気分(((


貴方「あ!!辛い所を我慢し過ぎてる所とかオモテに出さないこと!!
ですね?」

会ったばかりのAに、自分の弱点が当てられて

本当の自分が出そうになる。

岩泉「...そんなん、あたりめーじゃねぇか。」

自分だけが、強くてもチームでは勝てない。

でも、一人が弱くてもいけない。

全員の息が合ってこそ成り立つ


それが団体競技ってもんだ。


貴方「やっぱりw




似てますよ...お二人は」


岩泉「...？...」

貴方「チームてやっぱり複雑なんですね。

多分、辛い事のたくさん溜め込んでいるんでしょう??
勝利するために。

もっと上の舞台に立つために。

でも、本当に溜め込んでて何かいい事はありましたか??」

岩泉「.......なかった...」

溜めれば溜めるほど、辛くなるのが落ちだった。
スパイクも良いコースにはらなかったり、考え過ぎて、顔面にボーが当たった事もあった。

貴方「いいんですよ。
吐き出しても、

なんのために口があるんですか?
なんのために手があるんですか?
なんのために足があるんですか?

なんのために辛さに縛られ続けるんですか?

人間、辛い事沢山あると思います。
もちろん及川先輩や岩泉先輩だって、あると思います。
実際、私もあるし((苦笑

でも、それをたまには吐き出してもいいと思います。」


俺より小さい身体で、三年の俺より大人だ。

岩泉「ちくしょう...」


唇を噛み締めながら、静かに泣いた。

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