356 yuya ページ6
☆yuya said☆
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美羽「付き合ってる人って、あの人?」
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雄也「そうそう…。
見た事あるよね。」
美羽「っていうか、私の方が、ｶﾜｲｲし…。
私の方が、ｽﾀｲﾙがいい…。」
雄也「そう思う人はいるかもしれないけど…。
俺は、あの人がいーの。」
美羽「少しも私の入る隙間はないの?
１%も可能性はない?」
雄也「ない…。」
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ﾀｸｼｰが到着しても、美羽は俺の手を握ったまま。
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雄也「着いたよ。」
美羽「…。」
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ﾀｸｼｰのﾄﾞｱが開いて美羽が降りる時…。
美羽は俺の左手から星のﾘﾝｸﾞを外した。
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ﾀｸｼｰから降りると…。
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美羽「降りないと、返さないよー♪」
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って、笑った。
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雄也「欲しかったらやるよ。」
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美羽「…。」
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雄也「…。」
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美羽…。
泣きそうだけど、何もしてやれないし。
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期待させずに、はっきり断った。
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美羽「…。
いらない。」
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そう言って、美羽は俺の方に星のﾘﾝｸﾞを放り投げた。
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美羽「じゃーね…。」
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雄也「うん…。」
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2015年3月20日 9時
