385 ページ35
.
.
雄也の問いにドキっとした。
.
酔いも一気に覚めた。
.
.
A「そんな風に見える?」
.
雄也「見えない。
見えないけど、さっき…。
.
.
別れたい。って、言ってたから…。」
.
A「…!?」
.
.
そんな事を言った記憶がない!!
.
でも、思い当たる事はある…。
酔った勢いで言っちゃったのか?
.
.
.
名前「…。
最初はね。
雄也がドラマに出るっていうのが、嬉しかったの。
ちゃんと。毎週、見逃さずに見てたんだけど…。
嫌になっちゃって…。
でも、言えなくて。」
.
雄也「…。」
.
A「だってさ…。
雄也が美羽さんと手を繋いで…。
抱きしめて、キスして…。
愛しそうに見つめて…。」
.
雄也「それは芝居だろ…?」
.
A「そうだよ。
そうなんだけど…。
私の中では上手く消化できないの。
嫌なの…。
.
雄也みたいに、気持ちの切り替えができない…。
ダメなの。
胸が痛くなる…。」
.
.
泣きそう…。
でも、言いたい事は最後まで言いたい。
.
.
A「私の雄也なのに…。
.
私以外の人と、キスしちゃ…。嫌だよ…。
.
.
キスシーン。頑張って。とか、楽しみ♪とか言ったけど、ホントは全部ウソ。
そんな事。思ってない。
でも、私がそう言わないと、雄也が辛いでしょ…?」
.
雄也「だから…。」
.
A「わかってる!!
それが仕事だって言うんでしょ?
.
頭ではわかってるけど…。
気持ちが整理できないの!!
もう。やだ…。」
.
.
.
541人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:グラノラ | 作成日時:2015年3月20日 9時