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雄也の問いにドキっとした。








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酔いも一気に覚めた。








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A「そんな風に見える?」








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雄也「見えない。







見えないけど、さっき…。







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別れたい。って、言ってたから…。」







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A「…!?」








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そんな事を言った記憶がない!!







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でも、思い当たる事はある…。

酔った勢いで言っちゃったのか?





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名前「…。








最初はね。

雄也がドラマに出るっていうのが、嬉しかったの。

ちゃんと。毎週、見逃さずに見てたんだけど…。







嫌になっちゃって…。

でも、言えなくて。」








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雄也「…。」







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A「だってさ…。








雄也が美羽さんと手を繋いで…。

抱きしめて、キスして…。







愛しそうに見つめて…。」







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雄也「それは芝居だろ…?」







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A「そうだよ。







そうなんだけど…。

私の中では上手く消化できないの。







嫌なの…。








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雄也みたいに、気持ちの切り替えができない…。

ダメなの。






胸が痛くなる…。」








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泣きそう…。








でも、言いたい事は最後まで言いたい。








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A「私の雄也なのに…。







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私以外の人と、キスしちゃ…。嫌だよ…。








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キスシーン。頑張って。とか、楽しみ♪とか言ったけど、ホントは全部ウソ。









そんな事。思ってない。









でも、私がそう言わないと、雄也が辛いでしょ…?」







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雄也「だから…。」








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A「わかってる!!








それが仕事だって言うんでしょ?









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頭ではわかってるけど…。









気持ちが整理できないの!!









もう。やだ…。」







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作者名:グラノラ | 作成日時:2015年3月20日 9時

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