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別々の傘だから、繋いでる手が濡れる…。








でも、雄也はなぜか手を離さない。






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泣きながら歩く私に、何も聞いてこない。







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無言だった雄也が、急にコンビニの前で立ち止まった。







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雄也「お前。今日…。

誕生日でしょ?







ケーキ買ってく?」








A「…!」








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覚えててくれたんだ…。///







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雄也「誕生日にドタキャンされる奴って、ホントにいるんだな。

ウケる。w」







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言いたい放題の雄也。








やっと涙が止まったのに…。








私はまた目に涙がたまってきちゃって…。







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雄也「だから、泣くなって。」

A「…。」

雄也「俺に会えてラッキーじゃん。w」

A「…。w」




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こぼれそうになる涙を、雄也が拭ってくれた。






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雄也「ココで待ってて。

ケーキ買ってくるよ。」







A「ウン。」








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作者名:グラノラ | 作成日時:2014年10月30日 16時

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