2342 ページ42
.
.
「帰ろう…。」
.
.
…!?
能天気に「話そーよー…。」なんて言ったせいで、怒った?と思ったら…。
「寒くて…ﾀﾞﾒだ。帰ろう。」って、雄也は私を見た。
「こんなとこに何時間いたんだよ? 俺はもう…限界。w」
…。w
.
.
「送るよ。」って…私を見る雄也。
雄也に口から出る息は白い…。
雄也の右手が私の頭の方に伸びてきて…ｺｰﾄのﾌｰﾄﾞに積もった雪を払う。
…。
ｷﾗｷﾗ舞っていただけの雪は、いつの間にか大きくなってて…積もりそうな雪に変わっていた。
.
.
「ﾉｰﾏﾙﾀｲﾔだから…積もると困るし…。」って、独り言のようにつぶやく雄也。
.
.
A「自分で帰れる。」
雄也「わけないだろっ。」
A「送ってくれなくていい。」
雄也「…何時だと思ってんの?
電車もﾊﾞｽも…もう…ないよ。」
A「…。」
雄也「A…。」
A「ﾀｸｼｰ…。」
雄也「いくらかかると思ってんの?
帰る方向が一緒なんだから…乗ってけって…。」
A「…。」
雄也「…A?」
A「…ｳﾝ。」
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 831人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：グラノラ
| 作成日時：2016年12月19日 22時
