Yuya.T vol.95

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一歩前へ出て…廊下をのぞこうと思った。








廊下に有 岡さんか…誰か他のﾒﾝﾊﾞｰの方がいないか…のぞきたかった。








けど、目の前に立ちはだかる警備員…。








「しっ…しっ。」って、私を手で追い払う素振りを見せる。







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すぐ。そこなのに…。









そこまで…来たのに…。








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…涙を流したところで、警備員に同情されるわけもなく…。








来た甲斐も虚しく…諦めるしかなかった。







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凄く惨めだった…。








…。








わかる。








きっと。雄也は特別室とかに入院してるんだと思う…。









ここ。最上階だもん。









このフロアには、病室が10部屋くらいしかないし…。









VIP待遇なんだ…。








だから、警備員がいるのも理解できる。








…。









私は…この警備員に雄也のﾌｧﾝだと思われたんだろうか…。








この警備員は、ﾌｧﾝが来たら追い払うように。とでも言われてるんだろうか…。









ﾘｽﾄにない人は、入れちゃいけない。って、言われてるんだろうか…。








警備員は、もう１度。ﾘｽﾄを確認し…私の顔を見て…。









追い払う…。









私を、中に入れる気は一切なさそう…。









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粘ってみたものの…。









置かれている状況に変化はなく…。









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仕方なく…ｴﾚﾍﾞｰﾀｰの方へ…。








帰るしかなかった…。









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…?








…!?///








あっ…。









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