2話 ページ34
斗真君は訳知り顔で頷いた。
｢もっとデートしてーとか言ったわけ？｣
｢･･････違うよ｣
｢じゃあ、チューしてーとか？｣
｢言いません｣
｢じゃあ、結婚してーとか｣
思わずノミがずるっと滑った。
｢おまえ、あっぶね！ 怪我しなかったか!?｣
斗真君が大慌てで私からノミを奪って両手を点検する。
｢だ、大丈夫だよ。びっくりしたけど、怪我はしてないから｣
｢おまえはもう〜っ。怪我なんかさせたら責任問題だよ｣
｢斗真君のせいじゃないんだから大丈夫だよ？｣
｢嫁入り前のお嬢に怪我なんかさせらんないでしょ。まぁ嫁入りなんてまだ先だろうけど｣
そうだよね、普通はそう思うよね。
１８のお嫁さん貰うなんて、智君、重荷に思ってないかなぁ･･･････。
｢そういやおまえ進学どうすんの？ そろそろ推薦の話とか出てるんじゃないの？ Aって成績いいんだろ。なにしろ留学したくらいだしさ｣
｢･･････真ん中くらいだよ｣
｢そんなもん？｣
｢目的があると頑張るタイプだから｣
｢今が一番目的持ってやる時期なんじゃねぇの？ じゃあ、一番いい順位って何番よ｣
｢･･････3｣
｢え？｣
｢3番｣
｢す、すげぇっ。おまえんとこって進学校じゃなかったっけ｣
｢留学するのに必要だったから頑張ってとった順位｣
｢執念だねぇ。でも、それなら頑張ったらいい大学行けんじゃないの？｣
｢･･････大学行って、４年も時間費やすのがもったいない。４年あったらいろいろ出来るよ？｣
｢キャンパスライフを謳歌したくなんないわけ？｣
私は斗真君に向き直った。
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ao(プロフ) - えむさん» えむ様こんばんはー。出勤お疲れさまです。更新時間はずれますが、どこぞの時間に入れていただいて、またお話を楽しんでいただければと思います。更新先でもお待ちしております！ (2020年6月3日 20時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様こんばんはー。私もプロポーズされた気になって作ってました。作れて幸せでした。まだまだ幸せ続きますよ！お楽しみに！ (2020年6月3日 20時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ていくさん» ていく様こんばんはー。スーツ姿の回ありますからね！お楽しみに！ (2020年6月3日 20時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ひつじーさん» ひつじー様こんばんはー。幸せですよねー。私も作っててずっと幸せです。移行したので引き続きよろしくお願いいたします！ (2020年6月3日 20時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんばんは。ママに指輪のサイズ聞く、狙ってるのか天然なのかわからない智君が私は大好きです！（告白しちゃった！）このあとも智君の男前度と主人公ちゃんの可愛さは増す一方なので、お楽しみにね！ (2020年6月3日 20時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2020年5月8日 13時
