7話 ページ46
智君は惚けた顔で私をじっと見つめていた。
そうしていると、年相応に見える。美人さんで、ちょっとあどけない17歳の男の子。
出発までにちゃんとベッドで、普段はかなげで消えて行きそうなほど美しい体と心を持っている智君の、熱い男の子の部分を感じて、狂おしく燃えてみたい。
｢･･････だめ？｣
｢さっき、一緒に寝てぇっておいらも言ったよね？｣
｢そういう意味だったの？｣
｢他に意味ねぇわ！｣
きっぱり言うから思わず笑ってしまった。
あぁ･････。好きだよ、智君。
私の可愛い年下の男の子。
その可愛い男の子が言った。
｢やべ。たった。Aがんなこと言うから。･･････さわってみる？｣
可愛くないことを平気で言う智君もやっぱり好きで。
｢･････ベッドでならいっぱい触ってあげる｣
私の言葉に絶句してる顔が愛しくて、吹き出すように笑ってしまった。
智君は恨みがましそうに怒った。
｢ガチガチんなったやん！ どうしてくれんだよ！｣
｢アハハハハ｣
｢笑い事じゃねぇわ｣
｢フフフフフ｣
やがて智君も堪え切れないように笑い出して、二人でしばらく笑ってた。
幸せな夜だった。
部屋に戻って、里美ちゃんと笑って話ながら荷物をまとめていたら、ノックの音がして、翔君が入ってきた。
｢どうも、引っ越し屋でーす｣
なんのことだろうと思っていたら、里美ちゃんも笑って立ち上がり、私の荷物を翔君に渡してしまった。
｢まだ入ってない荷物は後でお届けするね？｣
｢え？ なに？ どういうこと？｣
翔君は荷物を肩に担いで言った。
｢今回姉さんには高校生の引率させて迷惑かけたから、俺らから一室プレゼントね。部屋移動しよ？｣
それは寝耳に水の話でびっくりした。
でも、きっと今、里美ちゃんに背中を押されて行く先にあるのは、昨夜男の子達が譲ってくれようとしていた、翔君と智君の部屋だと思った。
だけどそれが、歩いて移動していたら、階が結構上の方に上がって、到着したのが格の違うスイートルームだったから驚いた。
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ao(プロフ) - 智恵里さん» こんにちはー！行っちゃいましたね。さて、次回が最終回です。二人はどうなるのか！最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2019年9月22日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» こんにちは！次回でいよいよ最終回です！ツラタンでごめんなさい。でも最終回にご期待ください！今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 (2019年9月22日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - 別れなんて辛すぎます(T_T)でも、読まずにはいられない…はぁ、ツラタン (2019年9月20日 23時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
智恵里(プロフ) - やだ〜行かないでー(泣)(´；ω；`) (2019年9月19日 12時) (レス) id: 82290003ef (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizunaさんこんにちはー！言われて気づきました。ほんとだ！みんな年下だーって。違和感なさ過ぎですね!? 妄想好きなので、どういう集まりか考えちゃいましたよ。一人でウフウフ笑ってます。次のCMも凄く楽しみです。期待を裏切りません！ (2019年9月19日 11時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月2日 17時
