3話 ページ29
翔君が出来た山にトンネルを掘り出したから、私も反対側から掘り始めた。
｢･･････ごめんね。いい案だと思ったんだけど、簡単には解決に至らなさそうだね｣
三人で話し合えればって思ったんだけどなぁ･･････。
翔君は首を傾げた。
｢･･････でも１番謎なのは智君だけどね｣
｢･･････どうしてそう思うの？｣
｢沖縄行きの話くれた時、姉さんが一緒にって言ってるけど、俺らお邪魔だから断るよって智君に言ったんだよ？ でも、いいよってあっさりオッケー出してきて、更には翔君らと最後の旅行に行けんの楽しみーとか言われたら、そりゃあ着いていくよね？｣
思い出したのか翔君は顔がにやけていた。
ふふ。嬉しかったんだね？
それは私も思ってたことだから、喜んでくれてるなら嬉しい。智君との別れを惜しんでいるのは私だけじゃないから、みんなとの時間も作ってあげたくて、そういう意味でも旅行に誘ったの。
･･････でも、智君に二人きりで行きたかったと文句を言われるのも困るけど、簡単に了承されたのもちょっと複雑で。その上、智君は里美ちゃんの手を全然振り払わないし。
こんな光景を見させられるはめになるとは思わなかったよ･･････。
｢･･･････ほんとは二人で来たかったんでしょ？｣
翔君の言葉に私は言葉を詰まらせた。
吐息をつくと、顔を寄せて、小さく小さく囁いた。
｢･････うん｣
翔君は嬉しそうに破顔した。
｢姉さん無茶苦茶可愛いね!?｣
｢からかわないで。･･････でも、結局は二人で行きたくなくなったの。だからこれでいいんだよ。私に変な気を遣わないでね。･･････むしろ、私につきあわせてごめんって思ってるのよ？｣
｢二人で行きたくなくなったの？ ･･････どうして？｣
｢･･････怖くなったのかな｣
｢何が怖いの？｣
｢あのね･･････｣
言いかけた時、相葉君がパラソルの下にやって来た。
私はそれ以上は話しにくくなっていたから、相葉君を歓迎した。翔君は話の続きを気にしていたけれど。
･･････ごめんね翔君。ちょっと甘えかけてた。
智君が向こうに行っちゃって、寂しかったの。
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ao(プロフ) - 智恵里さん» こんにちはー！行っちゃいましたね。さて、次回が最終回です。二人はどうなるのか！最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2019年9月22日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» こんにちは！次回でいよいよ最終回です！ツラタンでごめんなさい。でも最終回にご期待ください！今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 (2019年9月22日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - 別れなんて辛すぎます(T_T)でも、読まずにはいられない…はぁ、ツラタン (2019年9月20日 23時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
智恵里(プロフ) - やだ〜行かないでー(泣)(´；ω；`) (2019年9月19日 12時) (レス) id: 82290003ef (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizunaさんこんにちはー！言われて気づきました。ほんとだ！みんな年下だーって。違和感なさ過ぎですね!? 妄想好きなので、どういう集まりか考えちゃいましたよ。一人でウフウフ笑ってます。次のCMも凄く楽しみです。期待を裏切りません！ (2019年9月19日 11時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月2日 17時
