4話 ページ19
私がにわかに緊張を始めていたら、智君は電話を取り出してどこかにかけはじめた。
｢どこにかけるの？｣
｢え？ うち｣
えーっ!? もう!?
私はびっくりして切って貰おうとしたんだけど、時すでに遅しで飛びつく前に話し始めてしまった。
｢あ、母ちゃん？ うん、そう。･･････へへへ、ごめん。あのさぁ、今度家に人連れて来ていい？ あ、今からは？｣
｢今から!?｣
時計を見たら夕方の6時だった。
それはない！それはないよ！ いきなり晩御飯時は迷惑だよ！ しかも年上だし！ 性別女だし！
大慌てでバッテンのジェスチャーをしたのに、智君たら約束を取り付けて電話を切ってしまった。
｢うそ･･････｣
｢んじゃ行く？｣
｢ば、馬鹿じゃないの･･････｣
｢ンフフフ｣
笑ってるし。
信じられない･･････。
そうして私は突然智君の家にお伺いすることになった。
智君の自宅にお邪魔する緊張感を味わうのは二回目だった。
でも前は結局おばあちゃんの家に招待してくれたから、その時お母さんに会うことはなかったし、何より今回は前と大きく違うことがある。
･･･････私が智君に恋をして、おまけに一線を越えた間柄になってしまっていることだ。
知らんぷりして会うなんて智君のお身内に出来ないよ。かといって、誰が相手でもお宅の息子さんと身体の関係がありますなんて言えるわけないんだけど。
問題はやっぱり、社会人と未成年というところにある。
智君を急かして駅前でお土産のケーキを買って、かつてないくらい緊張してお邪魔した智君の家は、私より三つ年下のお姉さんと、さっぱりした綺麗なお母さんがいて、お父さんはお仕事でまだ帰宅していなかった。
有り難いことに智君のおうちの人との対面は、驚くほどスムーズに終わった。
なぜってそこには、既に知り合ってた智君のおばあちゃんがやって来ていたからだ。
私が到着する前に、おばあちゃんが私のことを家族に話してくれていて、スムーズに挨拶することが出来た。
･･････おばあちゃんに大感謝だった。
智君にこれは偶然？って智君の家を出てから興奮気味に尋ねたら、智君は最初からおばあちゃんが遊びに来てるのを知ってて、フォローしてくれるのもわかってたっていうから、思わずその背中を叩いてしまった。
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ao(プロフ) - 智恵里さん» こんにちはー！行っちゃいましたね。さて、次回が最終回です。二人はどうなるのか！最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2019年9月22日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» こんにちは！次回でいよいよ最終回です！ツラタンでごめんなさい。でも最終回にご期待ください！今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 (2019年9月22日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - 別れなんて辛すぎます(T_T)でも、読まずにはいられない…はぁ、ツラタン (2019年9月20日 23時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
智恵里(プロフ) - やだ〜行かないでー(泣)(´；ω；`) (2019年9月19日 12時) (レス) id: 82290003ef (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizunaさんこんにちはー！言われて気づきました。ほんとだ！みんな年下だーって。違和感なさ過ぎですね!? 妄想好きなので、どういう集まりか考えちゃいましたよ。一人でウフウフ笑ってます。次のCMも凄く楽しみです。期待を裏切りません！ (2019年9月19日 11時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月2日 17時
