10 夜の海 ページ38
そのあとは、みんなで一緒に海で遊んで、あっという間に夕方になった。
相葉君が、花火がしたいって言い出して、じゃあ日が暮れるそれまでの時間、近くのファミレスで早めの夕食でも食べて日暮れを待とうという話になったんだけど、雪江は彼氏に時間が出来て、今なら迎えに行くけどというから、私の車で駅まで送っていった。
やってきた彼氏は私も面識のある人で、相変わらずのラグジュアリーぶりだった。余裕、っていうのかな。それがすごく感じられる人。
雪江は乗り込んだ高級外車の窓を開けて私に言った。
｢今日は紹介してくれてありがと。楽しかったわ。･･････女子高生になんか負けないでよ？｣
私はくすっと笑って頷いた。
見送って、みんなが歩いて向かっているはずのファミレスに到着したら、だいたいのメンバーはもう駐車場に着いていたんだけれど、その中に智君と瑠名ちゃんの姿が見あたらず、聞いたらまだ到着していなかった。
海からここまで歩いて20分の距離。
どうしたんだろうって思っていたら、四人に取り囲まれた。
みんなニヤニヤ笑ってるし。
｢姉さん、おでこに不安って書いてありますけど？｣
櫻井君に額を指で突かれて、内心ドキッとしながら平静を装った。
｢子供にするみたいにやめてくれる？｣
すると今度は松本君に慰めるように背中をポンポンと叩かれた。
｢まぁね、焼けぼっくいに火が付くんじゃないかって焦る気持ちはわからなくもないよ？｣
思わずその手を除けようと背中を反らした。
｢そんなの思ってないってば｣
思ってるけど。
今度は二宮君がペチペチと私の頬を手の平で触れるように叩いて来て言った。
｢夏はいろいろ開放的になっちゃうからね？ 特に夏の夕暮れは人肌恋しくなっちゃうから？ もう多少のことには目をつむってやってもいいんじゃない？ それよりあなた肌スベスベだね？｣
首を振ってその手を下ろさせた。
｢二宮君？ 恋しくなるとかそんなこと聞いたことないよ？ それどこの情報？｣
最後に相葉君が私の手を握って言った。
｢大丈夫！ 瑠名ちゃんが新しいヒールで靴ずれ起こして、リーダーが付き添ってゆっくり歩いて来てるだけだから｣
｢あ、そうなんだ･･････良かった｣
思わず本音が飛び出して顔が赤くなった。
それを更にニヤニヤしながら見てくる四人は本当に意地が悪い。
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ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» peru様いらっしゃいませ！ やばばいですよ、まったく。意気消沈しまくりです。でも相変わらず二人はラブラブですので今後にご期待くださいませ。ブレイブ堪能しましたよ！ありがとうございました。 (2019年9月14日 8時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - やーばばばいです！そんな大事な日に、なんで月一の女の子の日なの〜(汗)Brave、堪能してください！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - しまかわさん» しまかわ様こんにちは。今日いよいよゲットできるので楽しみです！最終回まで、ほぼノンストップでお届けできるかと思うので、お楽しみに。いつもありがとうございます！ (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizuna様こんにちはー。ツンツン期、最高ですよね？大好物です！たまに昼くらいに更新する時あるので覗いてやって下さい。ちなみに夕方更新はほとんどないです。大人な内容の時は夜に更新しようかと迷うときもありますが（笑）。 (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - なおさん» なおさんこんにちは！思わず私もお話読み返しちゃいましたよ。嬉しい言葉をありがとうございます！ニノかっこいいですもんね！いつかまたニノのお話も書ければいいなぁって思います。ありがとうございました。また頑張ってお話作れそうです！ (2019年9月13日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年8月25日 1時
