6話 ページ6
私は仕方なく身を引いた。
するとホッとしてる大野君。
あ、ほんとに焦ってたんだね、じゃあごめんなさい。
･･････よく考えたら私って化け猫みたいなものだもんねぇ？
柔らかい身体だなとは思っても、化け猫にその気にはならないか。
自己嫌悪に陥ってたら、立ち上がった大野君は私に布団を被せてきた。そして自分は部屋を出て行こうとする。
どうしたの？
慌てて追いかけようとしたら、またベッドから床に落ちてしまった。
･････歩けないの忘れてた。
｢え!?｣
呆れた顔の大野君。
でもちゃんと抱き上げてまた布団に戻してくれた。
けど、やっぱり大野君は入ってこない。
一緒に寝ないの？
パンパンといつも大野君が寝ているところを叩いたら、大野君は顔をしかめた。
｢･･････襲われそうでやだ｣
えーーっ！
お、お、襲わないよ？
･････そんなに私ギラギラしてるかな。
それともスキンシップが激しかった？
猫と同じように擦り寄っちゃいけないんだね。理解したよ。うん。確かに人間はあんまりしないよね。
もう触りませんってハンズアップしたら、大野君は困惑した顔で首の後ろに手をやって天井を見上げてた。
しばらくすると、クローゼットの引きだしからハーフパンツを出して来て私に渡してきた。
｢穿いて。したら一緒に寝っから。･･････どうせすぐ元に戻るだろうし｣
すぐ戻ってるの？
いつもそうなの？
私わかんないから。
｢すぐ戻るよ。最初は数分だった。でも最近は30分くらい？｣
へぇー。
感心してたら、穿けって顎で指示されて、布団から出て足を入れようとするんだけど、身体の使い方が下手くそだから、すぐに後ろに転んじゃう。
｢見えてっから！｣
･･････怒られてもねぇ。
わかってるよ？でも身体が言うことをきかないから。
待ってね、待って。今穿きますから。
構造は分かってるの。
よいしょ･････。
あれ？うまく足が･････。
｢あー、もう！ 貸せって！｣
結局大野君が穿かせてくれた。
｢色気なんか、なんもなくなったわ｣
穿かせ終わって、お怒り気味の大野君。
それは失礼しました･････。
でもどうしてがっかりしてるの？
｢寝るぜ？｣
はーい。
不機嫌気味なんだけど、ちゃんと首もとまで布団をかけてくれて、やっぱり優しいなぁって思った。
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ao(プロフ) - みーこさん» みーこ様いらっしゃいませ。こんにちは。謎はまだ謎のままですね。今の二人の関係が気に入っているので、なかなか前に進ませられないでいます。みーこ様も想像力が豊かなご様子。素敵ですね。ありがとうございました。 (2019年7月2日 8時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 女医さんかナースか、だったんですかね？転生したら猫だった、しかも大野智に飼われる運命だったなら、大野さんに寄り添って生きて欲しいです (2019年6月30日 11時) (レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんいつもありがと〜。私もCDはまだ聞けてません。（笑）。これからゆっくりじっくりね。本当に素敵だったね〜。次回移行するのでそっちもよろしくね。私も写メ撮ろう。 (2019年6月28日 10時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんおはよう！今日の智君の最後の言葉にもきゅんきゅんだわ♪フラゲめっちゃ良かったわ♪泣いた〜＞＜めっちゃ素敵だった。写メ撮りまくったわ♪そしてCDはまだ聞けてない^^;; (2019年6月27日 11時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» kiki様おはようございます。その通り、五人からの大切な贈り物だから、大事に大事にしたいと思います。私も今日楽しむ予定です。ほんと、素敵なプレゼントですよね！ (2019年6月26日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年6月16日 22時
