3話 ページ3
迎えに･････？
｢ごめんな、寂しかった？ ･････俺は目茶苦茶寂しかった。何回か泣いちゃったよ？｣
私は信じられない思いで相葉君を見上げ、ここで別れた時とは違う、優しさの滲む笑顔を見つめて数秒後、相葉君に飛び掛かって抱き着いた。
｢ニャーン！｣
会いたかったよぉ！
すっごく会いたかったよぉ！
胸に溢れ返る熱い思いで息が苦しかった。
その苦しさで、じつは自分がどれほど痩せ我慢をしていたかがわかった。
会いたかったの。相葉君に会いたかったの。
｢A〜っ、ごめん、ごめんなぁ！｣
ぎゅーって抱きしめてくれる相葉君に私は必死になって抱き着いた。二度と離れるまいとするように。
でも、迎えに来てくれたのは相葉君だけじゃなかった。
なんと、大野君も一緒に来てくれていた。
びっくりしている私に、大野君は優しく目を細めて笑い、｢Aだぁ｣って、一言だけ言って、その後はずっと微笑んでいた。
大野君、どうして･･････？
その後、相葉君と大野君は居間で、厨房で忙しそうにしているお父さんが振る舞ってくれた中華を、弟さん夫婦とお母さんと一緒に囲み、賑やかな時間を過ごした。
私にもご飯を出してくれたけど、この状況が嬉しくて嬉しくて、ほとんど味なんてわからなかった。ずっと夢の中にいる心地だった。
明日も仕事がある二人は長居せず、このまま私を車に乗せてまた東京に帰るという。
弟さんとお母さんがいなくなった居間で、相葉君は私に向かって言った。
｢A。傷が治って良かったね｣
｢ニャーン････｣
ありがとう。そして、傷なんて作ってしまってごめんなさい･････。
｢迎えに来るのが遅くなってごめんね｣
ううん、いいの。
･････でも私は心配になった。
相葉君、どうしまたそんなに切ない顔になってるの･････？
私、また相葉君を困らせてる？
･･････あなたを困らせるくらいなら、もう東京に戻らなくても･････いいよ。
私は歩いて行って、相葉君の胡座をかいた膝に頬をこすりつけた。
元気出して、相葉君。
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juntea1054(プロフ) - m(_ _)m(^^)dm(_ _)m (2019年10月16日 14時) (
レス) id: f10e02d847 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - juntea1054さん» コメントありがとうございます。早速山本様の画像を検索して見てみましたよ。美人さんですね！猫ちゃんぽい！お好きに想像して楽しんで貰いたいので、敢えて容姿や毛色に触れてないのですが、こんな美人さんだったら妄想もより楽しいですね！今後ともよろしくです！ (2019年10月16日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
juntea1054(プロフ) - 私は今は黙っていて、フェミニン服の山本舞香チャンでしょうか？！マイペースで頑張って下さいませ、重ねてありがとうございます。これからもどうか宜しくお願いしますm(_ _)m(*^^*)m(_ _)m (2019年10月15日 5時) (レス) id: f10e02d847 (このIDを非表示/違反報告)
juntea1054(プロフ) - おはようございます、とてもロマンチックで素敵なお話をありがとうございますm(_ _)m(^^)dm(_ _)m 大野君と同棲中の美猫&うら若い美女は【特に人間美女の方は】芸能人ならばを想像したら良いかと楽しく考えておりますよ。 (2019年10月15日 5時) (レス) id: f10e02d847 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - みゆさん» みゆ様こんにちは〜。コメントありがとうございます。お気持ち、伝わりましたよ〜。有り難くお気持ち頂戴致します。私も作っててずっとニヤニヤしています。おかげで頑張れます！ありがとうございました！ (2019年6月21日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年5月25日 15時
