5話(終) ページ44
亀梨さんが言った。
｢そう言えば月曜日から長期休暇に入るんだよね？｣
｢はい。ご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いします｣
｢素敵な休暇になるといいね｣
にこっと笑ってくれたら、白い歯と一緒に耳のピアスがキラッと光って、眩しさに思わず目を細めた。
どうして亀梨さんっていつもこんなに輝いているんだろう。お洒落でスタイリッシュなのに根は真面目ってところが素敵な人。
｢ありがとうございます｣
御礼を言ったら横山さんがニヤニヤしながら言った。
｢そんなん素敵な休みになるん決まってるやん！ 初デートやで？ そらやることいっぱいあるやん。ドキドキワクワク、ウハウハブチュブチュしまくるやん。なぁ!?｣
んん!?
私はびっくりしてポテトを食べている横山さんを見た。
｢どうして初デートだって知ってるんですか!?｣
横山さんはジュースをズズズっとすすって、半笑いで言った。
｢さっき隣のミーティングルーム覗いたらおババ達が集まってたんやけど、ホワイトボードに『Aちゃん初デートプラン』って書いて、あっつい議論飛ばしとったで？｣
ガタン！
私はそれを聞いた瞬間、椅子を鳴らして立ち上がった。
慌ててお弁当を包んでミーティングルームを飛び出した。
西田さん！
どうして早速みんなにばらしちゃうんですか！
もうヤダ！
ノックもせずに隣のミーティングルームのドアを開けたら、お姉様方があっつい議論を交わしていた。
｢そりゃ、こっからはホテルに行くに決まってるでしょ？｣
｢待ってよ、大野君がホテルとか行く？ 家に連れ込むか、可愛い顔で安心させて、Aちゃんちに上がり込むんじゃない？｣
｢でも張り込むならホテルに行って貰わないと都合が悪いわ。隣の部屋を確保したいし｣
｢じゃあ誘導しましょう｣
｢それならいい案があるわ！｣
ホワイトボードには、まだ何も決まっていないはずのデートプランが書き込まれていた。各場所に誰を配置するかとか、撮影方法はカメラかビデオかの指示まで詳細に。
私に気づいた西田さんが近寄ってきた。
｢ちょっとAちゃん！ その日は明るい服着てきてね？ 見失ったら困るから。頼むわよ？｣
この会社、辞めたくなってきた･･･････。
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ao(プロフ) - ひつじーさん» ひつじー様こんにちは。萌えていただけて良かったですー。あの手で引っ張られたら、どこにだって行きますよね!? また遊びにきてくださいねー。お待ちしています！ (2019年4月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 蜂須賀さん» 蜂須賀様こんにちは！最高の褒め言葉をありがとうございます！全部、私が意識して心掛けている事柄をどんぴしゃで褒めていただいて、最高に嬉しいです。毎日更新と話数、重要ですよね!?まぁ無理な時もありますが(笑)。今後もよろしくお願いします。 (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちは。私もリーマン智君大好物ですー。服装は設定してませんので、スーツでもカジュアルでも、ご想像くださいね。また遊びにきてくださいねー。待ってます！ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ひつじー(プロフ) - 萌えてます〜ドキドキしてます〜手！あの手で私も引っ張られたいです！！(^ω^) (2019年4月10日 4時) (レス) id: 38fc399fe7 (このIDを非表示/違反報告)
蜂須賀(プロフ) - はじめまして。毎朝ムズキュンさせてもらってます。話も好きだし、毎日更新かつ話数も多く、今一番好きな作者さんです！これからも楽しみにしています (^^) (2019年4月9日 17時) (レス) id: 3645ec60b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年4月5日 6時
