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Aside
武州時代、なにか度が過ぎたことをしたときのお仕置きは、庭の松に2人並べて吊るされることだった
いまは私の存在をどうするか決まっていないから、こっそりこの部屋に吊るされてる
だから透けるような高い空は見えないけれど
でもあの時と変わらず、となりには総悟がいて
それがなんだか可笑しくて、
離れて暮らしてても、大きくなっても、変わらないんだなって…
うれしくなった。
『…ふふっ笑』
思わず笑うと、総悟は心外とでも言いたげな顔をする
沖「離れてる間に、ドSからマゾに転職したのかィ?
吊るされて喜ぶなんて相当なメス豚だ」
『ちがいますー』ゲシッ‼
こちらこそ心外。私のSはまだご健在ですが?
という意味を込めて、反動をつけ総悟に蹴りを入れた
沖「いって⁉お前…」
だめだ、どうにも笑いが止まらない
総悟のあほ面のせいにしておこう。
『ふふっ、あははははっ』
沖「?…本当に可笑しな野郎でィ。」
幸せだなぁ。
昔となにもかわらない。きっとこれからも。ずっと。
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ミュウ - 続きが気になるぅぅぅ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 952d396015 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ありがとうございます。頑張りますね。これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年12月14日 21時) (レス) id: 47e245d859 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2017年12月14日 20時) (レス) id: c20e76bf92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちくわ餅 | 作成日時:2017年8月31日 22時