忘れていた記憶 ページ5
降谷side
彼女が記憶を失った事は本当にショックだった。
一度は好きだと伝え会えた二人の関係はもう何処にもなく、今ではただの知人に過ぎない関係だ。
それでも、彼女の無邪気な笑顔を前にすると喜びを感じる自分には嘘は着けない。
このまま、記憶が戻らない可能性もあるが
それならば、また一から始めればいい
彼女を想うこの気持ちが変わることはないのだから。
きっと、やり直せる。
君を、振り向かせてみせる。
翌日、いち早くAの病室へ到着したのはベルモットで、花瓶に新しい花を差し替えていたので、安室は差し入れをAに渡すと笑顔でお礼を言われ笑みが浮かぶ。
『あっ、サンドイッチ』
『Aが好きなハムサンドです、覚えてはいないと思いますが、また作ると約束をしておりましたので』
『嬉しいです、頂きます。』
記憶を無くしていても好きな物は覚えていてくれて嬉しい。
安室は目の前で嬉しそうにハムサンドを頬張るAに癒されていると、突然扉が開きそこにはジンが立っていた。
『ジン、女性の部屋なのだからいきなり開けてはいけないわよ』
『ふん‥知った事か』
『ー‥!ジン‥お兄ちゃん?』
『『お兄ちゃん?』』
Aは手にしていたハムサンドを側に置くと、ジンに駆け寄り抱き付いた。
その姿に一番驚いたのは安室だったが、ジンもまた困惑の色を隠せず立ち尽くしていた。
『ジンお兄ちゃん久しぶりだね、元気そうで良かった。髪も前より伸びて綺麗だし。』
『‥ッお前‥』
『どうしたのジンお兄ちゃん、私の事忘れちゃったの?』
ジンと家族の過去編〜出会いは偶然だった〜→←12歳に戻った君
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琴美と蒼(プロフ) - みぃちゃん,mさん» とても嬉しいコメントありがとうございます(^_^)番外編も今後書かせて頂きます♪ほのぼの系も好きなので、赤井さんとの馴れ初めも書かせて頂けたらと思います、厳しい評価も頂いておりますので、少し更新を見直しますが、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。 (2018年1月10日 23時) (レス) id: d4f003a9c9 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん,m - 続編おめでとうございます!!今日から見始め、私の大好きなキャラ視点が多く、とても嬉しいです!もし番外編を書く機会があれば、赤井さんと夢主ちゃんが初めて会ったお話、2人のほのぼの等を書いてくれませんか?出来れば赤井さん視点で!これからも応援してます!! (2018年1月10日 22時) (レス) id: 04aa308079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴美と蒼 | 作成日時:2018年1月10日 5時