あと少しで攻略ですよ、雨宮さん ページ18
*
『皆さんは天女の身勝手な行動により、心に傷を覆い、トラウマを作り、恐怖に怯え、怒りを覚えているじゃないですか?お二人は見たところすごく信頼を得ています…そんなあなた達が私といては下級生との溝は深まるばかりです、同級生や先輩方もきっとあなた達を軽蔑の目で見始めますよ?』
「……じゃあどうして俺たちの心配をするのかな?」
『最初はともあれ、お二人には本当に良くしてもらいました、もしあなた方がいなかったら隙をみて殺されてたかもしれません…お二人がいたから私は今無事にここにいるんですよ?そんな良い人が私が原因で軽蔑されているようなことがあれば、私は嫌なんです…………』
「「………」」
『……ごめんなさい、こんな事言っても、他の天女達はもっといろんなことを言ってきたから、信用の出来るものじゃないですね…』
「「………」」
『………あの?先輩方?』
「………A…ちゃん」
『はい?』
「とても天女が言ってるような言葉に聞こえないなぁ…」
『はぁ…』
ポカンと曖昧な返事をしてしまった、
「はっ!初めてだよ!天女にこんな事言われたの!!!」
何だか嬉しそうにそんなことを言ってきた、鉢屋先輩?かな?
ガシッ!!
『きゃっ!………』
「Aちゃん!!君は天女じゃないよ!!」
『え!?まぁ天女じゃありませんね?』
「君はあんの気持ち悪いエセ天女じゃあない!本物の天女のような心の持ち主だ!!穢れを知らない!綺麗な女の子だ!!ね!?雷蔵!」
「………」
「雷蔵?」
「………え!?あ!うん!ごめん、びっくりし過ぎて…」
『そっ、そんなに驚きますか?』
「うん!天女はもっと、ありがとうとか、嬉しい、とかただただそういうことを言ってきたからね」
どうやら選択肢は合ってるみたいだ…良かった!
「大丈夫!僕たちが五年の魔の手から守ってあげるからね!!」
『え!?でも…』
「僕も出来るだけ手を出さないよう説得してみるからさ」
『あの!!』
「それじゃあ!僕はこれで」
「3年の教室はこのまま二階に上がってね?」
そう言い残して行ってしまった…
『………』
このまま二階?だっけ?どうしよう…とんでもなく行きたくない、
『殺されるかも…』
それは嫌だなぁ……
『うぅ………行くっきゃない…』
*
教室ですよ、雨宮さん→←チュートリアル終わりましたよ、雨宮さん
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†蒼うさぎ†(プロフ) - 春花さん» はい!ありがとうございます!更新がんばりますね! (2015年10月4日 20時) (レス) id: 60a9a85e3e (このIDを非表示/違反報告)
春花 - 凄く面白いです。 へん新楽しみにしています(*´▽`*) (2015年10月3日 21時) (レス) id: 657d328a7d (このIDを非表示/違反報告)
†蒼うさぎ†(プロフ) - ゆうゆうさん» ありがとうございます!(泣)そういうお言葉をもらえると嬉しいです! (2015年9月27日 19時) (レス) id: 60a9a85e3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう - やばい!!めっちゃいいです(=゚ω゚)ノ (2015年9月27日 16時) (レス) id: 9a6ac2e3ad (このIDを非表示/違反報告)
†蒼うさぎ†(プロフ) - 赤音モカ&ナイルさん» はい!ありがとうございます!更新頑張りますね! (2015年9月25日 22時) (レス) id: 60a9a85e3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†蒼うさぎ† | 作成日時:2015年9月23日 22時