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全てを曝け出してしまった今、


恥ずかしさでうみの顔を見ることができない






「A」



『なに?』



「こっち、むいて」



『…いや』



「なぁんで?」



『やだから、』



「おれのこと、やなの?」



『ううん違うけど…』



「じゃ〜、すき?」



『え?』






唐突なぶっ込みに、思わずうみの方を向く






「やっとこっちみた〜」






目が合えば、熱の籠った視線を向けてくるうみ


耐えきれなくって逃げようとすると


再び伸びてくる細長い手に、顔を包み込まれる

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作者名:溺れて | 作者ホームページ:https://twitter.com/aotohimitsuno  
作成日時:2020年11月17日 7時

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