＊ Aoshashinn 02 ∞ Maruyama.R

# 094 ページ49

・


・


久しぶりに泣いた気がする。


・


・


A「 … 申し訳ない…です。」

丸「 ええのええの！ … 落ち着いた？」


・


・


・


だいぶ落ち着いた。


・


・


なんかスッキリする。


・


・


・



A「 久しぶりに泣きました。」

丸「 知ってる。」


・


最初、どうしてこの仕事を始めたのかを考えていたのに。


・


いつも、自分の過去を考える。


・


辛いことばかり思いだす。


・


A「 初めて知ったでしょ？」

丸「 いや、見てればわかるねんて！」


・


・


丸山さんの真剣な目に私は思わず笑ってしまった。


・


・


・


A「 あなた達なら信じることができるかもしれません。」

丸「 本間に？…嬉しい。」


・


・


A「 だから… 。」


・


( ブーッブーッ


・


・


・


丸「 … 電話…大丈夫？」

A「 すいません！ … 木下？」


・


木下から電話なんてめずらしい。


・


・


A「 どうし『A！』」


・


・


木下は慌てていた。


声も震えていた。


・

木『 だ、誰かに追われてる…っ！』

A「 落ち着け！どこにいるっ？」

木『 私ね、今日失敗しちゃったの。…怪我させちゃった。』


・


・


まさか追いかけてるのって…、


・


身支度を整えながら私は言う。


・


A「 …どこいるのよ！」

木『 私…の家の近く。… 公園のところ。』

A「 今から行くから！待ってて！」

木『 来なくていい！…私は助けを求めるために電話したんじゃない！』


・


怒鳴る木下。


・


A「 木下…。」

木『 犯人はわかってる。それ言ったら確実に殺される。』

A「 まゆみ助けに行くから！…犯人言わないでいいっ！」


・


・


丸山さんは隣の部屋に行ってみなさんを呼ぶ。


・


木『 … 久しぶりにまゆみって呼んでくれた…ね。 Aありがとう。』


・


A「 …わかったから待ってて！」


・


・


・


・


・


・


木『 犯人…、黒幕は佐々木。』

eight∞talk→←# 093 Maruyama R

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す