＊ Aoshashinn 02 ∞ Maruyama.R

# 091 ___ ページ46

A『 面会させてくださいそいつと。』

『 辛くなるんじゃないか？』


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どんなに辛くなろうとあの時、私は家族を殺した犯人の顔をもう一度見たかった。



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『 … ここで座って待っててくれ。』

A『 …はい。』


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『 … 誰？』


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あいつは、私の顔も覚えていなかった。


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『 … なーんか見たことあるんだよねー！ちょっと待って思い出すから。』


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それどころか楽しんでいた。


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こいつは、悪質な方法で3人も殺した。


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この時数日後にはやっとの死ぬんだこいつは。


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私は睨みつけた。


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『 …あー、その目！ 麻弥ちゃんにそっくりだね〜笑』

A『 …。』


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『 何？今さら会いにきてどうしたの？笑』



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まるで数日後に死ぬんだって感じには見えない。


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『 ねー、…Aちゃーんだっけ？あの後どうよ笑』


A『 黙れ、』



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A『 あの時、お前は私を一人にして家族を殺した。』


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A『 そんなに弄んで楽しいの？ 』


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A『 利用された私は悔しい。』


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当時の本音だった。


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『 利用？… ははは 笑わせんじゃねえよ。』


・


なのにあいつは笑い始めた。

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