一 ページ2
小学生の頃はすごくいい子だったと、自分自身かなり思う。
学校にだって毎日行っていたし、宿題もしたし、問題なんてひとつも起こさなかった。
それが中学生に上がると、周りの友達の影響なのか家庭環境によるものなのか、問題を起こすようになった。
喫煙に飲酒、無免許でバイク乗ったりだとか、色々問題を起こすようになったけど、今の友達と一緒に居れる時間が幸せで楽しくて…一生の友達だなって思ってたのになぁ…
私は数週間前この街に引っ越してきた。
そして、数日前3年生からの編入生としてこの学校に迎えられた…
が、
一向に友達ができない。
そりゃそうか、入学してこんなバチバチのメイクに染めた髪の毛に違う制服、……なんて言うのはただの言い訳で、話しかけようとしている所から私が逃げたり、休み時間意味もなく教室を出てはほっつきあるくのが原因だ。
キーンコーンカーンコーン
お昼休みが始まるチャイムがなる
今日も私は屋上に上がる。
ドアを開け壁にもたれて座る。
そして持ってきたカバンの中から煙草を取り出し火をつける。
A「〜〜、ﾊｧ〜〜」
昔からそうだった。
友達がいれば話せるのに、1人になると人見知りになるところ、ずっと変わんないなぁ。なおさなきゃ、
なんて思いながら空を見上げると上に人の顔。
見られた、
「…くさいんでさァ。」
A「…じゃぁ他のところいけよ」
なんて言ってそいつの方を向きながら煙を吐く。
「お前があとから来たんでィ。お前が他に行きやせィ」
A「ﾁｯ…これだけ吸わせろ」
と言って舌をベッと出してやる。
「それじゃ意味ねｪ。今くせぇて言ってるんでさァ」
上からストンと降りてきたと思うと私の目の前にしゃがみ私の手から煙草を奪うと床に擦り付けて火を消した。
私がジロｯと睨むとすこし驚いた顔をした。
が、直ぐにニヤッと笑う。
A「何笑ってんだよ気持ちわりぃ」
「俺ァ反抗的な女ほど燃えやすぜィ…?」
手が伸びてきて顎に添えられ、
顔が近づいて来たと思えば、
口に何かが辺り、
顔が離れていく。
「ﾌﾞｯ……マヌケズラ。じゃぁな。」
頭にぽんと触れるとドアを開けどこかへ行ってしまった。
A「〜〜〜!!!!!!」
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作者名：社畜 | 作成日時：2019年7月22日 2時
