最終話 ページ5
瞬間、孫市様の手が伸びてきて
私の体を引っ張った。
いとも簡単に彼の胸に収まり、ゴンドラは少し傾いている。わけもわからず、目を白黒させながら孫市様を見上げると、いつも細めている目を見開き、紅い瞳をこちらに向けていた。
貴女)ッツ////
孫市)..いつもあんま構ってやんなくて、すまねえな。
貴女)そ、そんな事ないです!!孫市様は雑賀衆の頭領なんですか─────
孫市).ん...
貴女)っふぁ..ッツ.んぁ..///
言葉を言い終わる前に、私の言葉は彼の口へと吸い込まれてしまった。最初は触れる程度だったそれは、息づきをしようと口を少し開くと孫市様の舌が入ってきて、空気と感覚を奪っていった。
どれ位経ったか、やっと離された時ゴンドラは下にいたはずなのにもう頂上に近かった。
口を離しても孫市様は腕の力を緩めず、私の身体をもっと彼に近づけた。彼の緩やかに刻む鼓動が聞こえてくる程密着した身体。何も考えられなかった。
孫市)ちっとは、我儘をいえ。お前は何時もいつも我慢のしすぎだ。
貴女)は、い////
孫市)あと、あんまり他の男と話すなとは言わねえが近づきすぎるな。いつ見ても冷や冷やしてんだぜこっちは。
貴女)え??//////
孫市様が、嫉妬?そう思うと同時に、彼が耳元まで唇を寄せ呟いた──────
孫市)俺以外に染まんじゃねえぞ?
頂上に着き日が東の彼方に沈むのが見えるなか、私も彼へと沈んでいった....
〜おまけ〜
巫(いや本当に貫之さんとAさんが抱き合ってるとこ見たら孫市さんが銃の照準あわしてて、相当焦った汗)
部(巫女さんも大変なとこ居合わせましたね汗)
貫(孫市って結構Aラブ感全面に出してるから、からかいやすいのよね〜♪)
巫、部(((諸悪の根源が何か言ってるよ汗)))
貫之さんに嫉妬して孫市様がデートに誘ってくれたということがわかるのは、また別の話♪
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作者名:黒狼 | 作成日時:2017年10月7日 16時