梟の時刻【文スト】［反応集］2

夢主と文豪が一緒に秋のスイーツや和菓子を作ったら(月華様リクエスト) ページ43

中島敦
「いい匂いがする…まだ開けちゃ駄目？」

お菓子作りは早くも佳境

そう、焼きの行程です

オーブンから漂う甘い匂い

常人より嗅覚の鋭い彼には餌を眼の前でお預けにされている気分に…

雨に濡れながらも飼い主を待ち続ける子犬のような潤んだ目で貴方を見つめる彼

そして焼けると

「あ、今鳴ったよ！開けて良い？ミトン取ってくる！」

そわそわしながら待ち続け

鳴った瞬間尻尾がブンブンと揺れたのが見えました

可愛い、何この可愛い生き物


太宰治
「次の行程が混ぜる、これってミキサーでやっちゃ駄目なの？」

ミキサーで混ぜたケーキ生地とは如何に

というかミキサーって混ぜるというより刻む、なのでは

と、そんな小ボケはありつつ基本的には器用な彼

冒険しようとするから暴走するのであって

きちんと手順を守るとえげつない位ハイクオリティ

「マロンクリーム出来たよー！後は盛り付け？じゃあ此れで生地にハート書いて！！」


江戸川乱歩
「今測ってるとこだからちょっと黙って！！」

いや真面目かよ(失礼)

お菓子は計量が命です

その重要作業をお菓子大好きっ子の26歳児に任せたらこうなりました

「良し、じゃあボールに淹れるから混ぜて！ほら行くよ！」

面倒な計量も、失敗しがちな分け入れも

彼が居れば全てが完璧に

疲れた時には甘い物

でも彼の目に映る甘いモノはお菓子だけではない様で

短く濃度濃くするの下手なんです…(敢えて雰囲気を壊していくスタイル←)


国木田独歩
「この適量とはどれ位の量を指すんだ？お好みとは？狐色とは何色だ？？？」

理数系が一度は陥る、なんでそこ抽象的にするんだよ問題

調べている間にもカラメルシロップは黒々と…

其の後もかぼちゃの茹で加減、バニラビーンズをバニラエッセンスに置き換えたら如何成るのか

次から次に問題が消えては現れて

出来たカボチャプリンは、カラメルは苦いし

かぼちゃは生煮えで所々固いし

バニラの匂いは強過ぎる、という中々の一品でしたが

また一緒にお菓子を作ろうと言うには十分すぎる口実になりましたとさ


えーっと、何故更新できなかったかと言いますとですね
テストがあったんです
いや有るんです
今日と明日10/24、10/25
そういう理由でした、すみませんでした…

余談には成りますが、沢山のリクエストのお陰で後もう少しで二作目が終わりそうです
唯、前作より評価が落ちててちょっと凹んでるのでモチベアップの為に是非☆と登録と♡を頂けると嬉しいです…！

朝なんですがちょっと混乱してます(読み飛ばしても全然構いません)追記夕方です、もっと混乱しました→←seis

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