シルヴァ家の末妹が転生したら，長女になりました2 (ページ8)

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本当にあの人達頭のネジ何本か外れてるんじゃないの？ページ8

オ「私は構わないさ。腐っても医者なんでね怪我人は放って置けないタチなんでね。」
ア「わざわざありがとうございます！」
オ「なに突然こちらも呼び立ててしまったからね，そのお礼さ。」

こちらに歩み寄って来るのは前世でアスタの治療をしようと試みてくれたオーヴェンさん
私自身も何度か前世でもお世話になったわ。
『あの，治療は構いませんが…クラノさんの方が怪我を負ってから時間が経っているんです。彼女の治療を最優先にして下さい！』
オ「…！ﾁﾗｯ))確かにこれは酷いね。さあ，こちらへ。」

ふぅ…オーヴェンさんが話の分かる人で良かったわ。
でも誰が見たってクラノさんの怪我は酷いのは一目瞭然。打撲痕や切り傷，刺し傷や擦り傷ets……と続くのだけど，もう一言で言うのであればアレは＂酷すぎる＂以外言葉が出てこない。

「そいつの怪我よりオレ達を治療してくれよ！オレ達は貴族なんだ！そいつなんかより身分が違うんだ！分かったらさっさと治療しろよ！！」
Oh…コイツらいつの間に居たのよ。
馬鹿なんじゃないの？ここに誰が居ると思ってるのかしら？

ア「…貴方達ね？クラノさんと私の可愛い可愛いノエルに怪我を負わせたのは(黒笑)」
オ「おや？僕が見た感じでは君達よりも彼女の怪我方がよっぽど酷いと思うけど？それに僕は身分で優先順位を決めない。怪我の大きさで決める。それが医者だからだ。」
「「「ﾋｨｨｨｨ～～～！！」」」

お母様が黒笑でオーヴェンさんが正論で話した事によってその3人は箒に飛び乗り帰っていった。最初からそうすれば良かったのにで…。

シ「馬鹿なんですかね？あの人達？」
『大丈夫よ，シュルビン。それは私も思った事だから…。でもあぁなるって事は馬鹿なのよ…絶対。』
ル「…後でお叱りが飛んできそうだなぁ…彼等は何かあるとすぐにご両親に言うからな…。ﾊｱ…。」
ア「だったらルセアン君，その人達の御両親からご連絡来たらうちに連絡をするように言って頂戴？(暗黒黒笑)」
ル「…💦本当にすみません。ありがとうございます。(あ…彼等終わったんじゃないか。アシエ様だけじゃない。ルラド様もお怒りになるだろうなぁ…)」